応用情報技術者試験(AP)のおすすめ参考書(テキスト)と勉強方法

応用情報(AP)おすすめ参考書- アイキャッチ(72-1)情報処理技術者

どうも、応用情報技術者試験に合格したgordito(ゴルディート)です。

  • 応用情報技術者試験(AP)のおすすめ参考書(テキスト)を知りたい。
  • 応用情報技術者試験(AP)の勉強方法を知りたい。

このような疑問や悩みを解決できる記事になっています。

なぜなら、実際に参考書を用いて勉強した私が、おすすめの参考書(テキスト)と勉強方法について紹介するからです。

記事を読み終えると、応用情報技術者試験(AP)のおすすめ参考書を知ることができるだけでなく、勉強方法も把握することができます。

応用情報技術者試験(AP)の試験結果

応用情報(AP)試験結果(72-2)

2020年10月18日(日)に応用情報技術者試験(AP)を受験しましたが、その結果は次の通りです。

応用情報(AP)点数(72-3)

多少の余裕を持って無事に1回の受験で合格することができました。

午前試験:75点/100点(合格点60点)

午後試験:71点/100点(合格点60点)

誤解を恐れず、素直な感想を述べます。

正直、基本情報技術者試験(FE)より簡単かなと感じました。

基本情報技術者試験(FE)で出題されるアルゴリズムの問題やソフトウェア開発の問題を回避できるので、点数は取りやすかったです。

応用情報技術者試験(AP)の『概要』

応用情報(AP)試験概要(72-4)

応用情報技術者試験(AP)の試験内容は次の通りです。

午前試験午後試験
試験時間150分150分
出題形式多肢選択式
(四肢択一)
記述式
解答数
(出題数)
80問
(80問)
5問
(11問)
合格基準点60%60%

『午前試験』は基本情報技術者試験(FE)と同様、80問の四肢択一テストです。

一方、『午後試験』は基本情報技術者試験(FE)と異なり、記述式です。

とは言っても、半分程度はただ記号を選ぶ問題です。

応用情報技術者試験(AP)の『午後試験』の出題内容は次の通りです。

分野必須 or 選択配点
問1情報セキュリティ必須20点
問2-11経営戦略、情報戦略、戦略立案・コンサルティングの技法
プログラミング
システムアーキテクチャ
ネットワーク
データベース
組み込みシステム開発
情報システム開発
プロジェクトマネジメント
サービスマネジメント
システム監査
選択
10問から4問選択
各20点

13分野から10問出題され、必須問題は問1の『情報セキュリティ』だけです。

その他、問2-11の9問のうち4問を選択することになります。

どの選択問題を選択するかも合格の鍵となりますので、受験前に狙いを定める必要があります。

応用情報技術者試験(AP)の『おすすめ参考書』と『勉強方法』

応用情報(AP)おすすめ参考書と勉強方法(72-5)

ここからが本題です。

『午前試験』と『午後試験』に分けて、『おすすめ参考書』と『勉強方法』について紹介します。

午前試験

『午前試験』は基本的な理解を確認する試験です。

基本情報技術者試験(FE)の『午前試験』に合格できるレベルまで到達しているのであれば、少し勉強するだけで十分に合格できます。

場合によっては、無勉で合格できちゃいます。

私は基本情報技術者試験(FE)の受験日の翌日に応用情報技術者試験(AP)の『午前試験』を試しに解いてみましたが、80問中、56問(70%)正答できました(ちなみに、FEは64問の正答)。

心配な方は基本情報技術者試験(FE)の受験時と同様、総合的な参考書を1冊用意してください。

私のおすすめは、キタミ式イラストIT塾 応用情報技術者(以下、キタミ式)です。

キタミ式は、イラストが多くて非常に理解しやすいです。

しかし、私はキタミ式ではなく、合格教本を購入しました。

というのも、『ITパスポート?基本情報?応用情報?どの試験から受験すべきか。』という記事でも理由を紹介しましたが、キタミ式の基本情報技術者試験(FE)用の参考書をすでに持っていたからです。

基本情報技術者試験(FE)用も応用情報技術者試験(AP)用も大きく内容が変わらないと感じたため、追加で応用情報技術者試験(AP)用を購入する必要がないと判断しました。

合格教本はキタミ式より細かい内容まで扱っている点が良かったですね。

試験範囲を網羅性という点では合格教本の方が優れていると感じました。

そのため、私と同様、キタミ式の基本情報技術者試験(FE)用の参考書をすでに持っている方には合格教本をおすすめします。

『午前試験』に関しては、総合的な参考書を数回読み込めば、合格レベルに到達します。

総合的な参考書で少し勉強したら、過去問を解いてみてください。

きっとある程度の点数が取れるでしょう。

より確実に合格するために、無料アプリを使って問題慣れすれば『午前試験』対策は完璧です。

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私は『出題数:5問』、『出題方法:ランダムに出題』と設定し、スキマ時間を使って問題を解いていました。

計算問題とか文字を書きたい場合はアプリではちょっと不便ですが・・・。

応用情報技術者試験(AP)の受験者の過半数は『午前試験』を突破しています。

私が受験した2020年10月の試験では、受験者29,024名のうち、16,084名(約55%)も『午前試験』を突破しています。

そのため、『午前試験』で合格点が取れないのであれば、勉強量が足りないと思った方が良いです。

『午後試験』の対策を練る前に、まずは『午前試験』で毎回合格点を叩き出せるだけの実力を身につけましょう。

午後試験

『午後試験』はより深い理解(応用力)を問う試験になっています。

もちろん『午前試験』よりも合格点を叩き出す受験者の数は減ります。

『午前試験』で合格点が取れるレベルまでになったら、『午後試験』の過去問を解いてみてください。

直近の過去問を解くのが良いと思います。

長々とした文章を読む必要があり、また解答が記述式なので、初見では難しく感じることでしょう。

ですが、恐れることなかれ!

その理由は次の通りです。

  • 好きな分野の問題を選択できる!
  • 記述式と言っても20-30字程度!
  • 解答のヒントが問題文にある!

好きな分野の問題を選択できる!

先ほど紹介した通り、『午後試験』の必須問題は問1の『情報セキュリティ(テクノロジ系)』だけです。

それ以外の4問は、自分の好きな問題を選択することができます。

苦手な分野を回避できると言っても良いでしょう。

私は次の問題を選択しました。

  • 経営戦略(ストラテジ系)
  • プロジェクトマネジメント(マネジメント系)
  • サービスマネジメント(マネジメント系)
  • システム監査(マネジメント系)

ご覧の通り、テクノロジ系の問題を1つも選択していません。

このようなこともできてしまうのです。

得意な分野、不得意な分野は人それぞれです。

『午後試験』はほぼ選択問題なので、得意分野だけ対策を講じるのでも良いのです。

記述式と言っても20-30字程度!

応用情報技術者試験(AP)の難易度が高い理由として、よく記述式であることが挙げられます。

しかし、記述式と言っても、せいぜい20-30字程度です。

しかも、理由、問題点や改善点等を記載するのではなく、ただ単に『単語』を記載するケースもあります。

『記述式』という形式に過度に反応しなくて大丈夫です。

解答のヒントが問題文にある!

『午後試験』は問題文が長くて理解するのに苦労します。

しかし、その長い問題文の中に解答のヒントがあることが多く、ヒントを見つけてしまえば、難なく解答できてしまう設問もそれなりにあります。

キーとなる文章や単語を探す感じに読み解いていくのが理想です。

長い文章の全てを同レベルの集中力で読むと疲れますし、時間がかかり過ぎてしまいます。

つまり、丁寧に問題文を読み解けば、解答できることが多いのです。

3つの理由を挙げましたが、『午後試験』と言えども過度に身構える必要はないのです。

要領の良い人であれば、過去問を数年分解いたら合格レベルに達すると思います。

過去問の解説を含め、しっかりと学習したい人にはアイテック(ITEC)が出版している『応用情報技術者 午後問題の重点対策』という参考書をおすすめします。

書店に置いてあったので、『応用情報技術者 試験によくでる問題集』も確認しましたが、こちらも良さそうでした。

両方とも厳選した過去問を例題にして、解説をしている参考書になります。

私は基本情報技術者試験(FE)の時に利用して満足度が高かったので、ITECの『応用情報技術者 午後問題の重点対策』を購入し、勉強しました。

問題を解いて解説を読むことで、深く理解でき、それが合格につながったと思っています。

まとめ

応用情報(AP)おすすめ参考書- まとめ(72-6)

最後に『おすすめ参考書』と『勉強方法』を簡単にまとめておきます。

午前試験

キタミ式』等の総合的な参考書を読み込み、過去問を利用して合格レベル(60%)まで実力を伸ばす。

過去問アプリをダウンロードし、隙間時間を見つけて問題を解き、より確実に合格点を取れるようにする。

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午後試験

過去問を解いて理解を深める。

より体系的に学びたければ、『応用情報技術者 午後問題の重点対策等』の参考書で勉強する。

以上です。

いかがでしょうか。

応用情報技術者試験(FE)のおすすめ参考書を知ることができ、また勉強方法についても把握することができたのではないでしょうか。

この記事を読んで勉強された方が、1人でも多く試験に合格することを願っています。

紹介した通り、応用情報技術者試験(AP)は『午後試験』が難しくなっています。

11問から5問を選択する必要がありますが、各選択問題の概要と選択方法について知りたい方には次の記事がおすすめです。

【応用情報技術者試験(AP)の午後試験】問題の選択方法と対策
応用情報技術者試験(AP)の午後試験の各選択問題の概要、選択基準と対策について紹介しています。全てを網羅的に勉強するのではなく、6〜7分野に焦点を絞り(参考に選択基準も紹介しています)、主に過去問演習で対策することが効果的かつ効率的です。

午後試験の時間配分や解き進め方に興味のある方は次の記事をご覧になってください。

【応用情報技術者試験の午後試験】試験当日の時間配分と解き方
応用情報技術者試験(AP)の『午後試験』の「時間配分」と「解き進め方」を紹介しています。どのような感じで試験に臨めば良いのかわからない人は参考にしてみてください。

ITパスポート試験(IP)と基本情報技術者試験(FE)を飛ばして、いきなり応用情報技術者試験(AP)を目指そうとしている方もいると思います。

十分可能だと思います。

私もそのように考えましたが、結局、基本情報技術者試験(FE)から受験しています。

その理由について知りたい方には次の記事がおすすめです。

ITパスポート?基本情報?応用情報?どの試験から受験すべきか。
ITパスポート(IP)や基本情報技術者(FE)を飛ばして、応用情報技術者(AP)から受験した方が良いと考える人もいるでしょう。私もその1人でしたが、比較検討した結果、基本情報技術者(FE)から受験しました。なぜそう判断したのかを紹介します。