どうも、情報処理安全確保支援士試験(SC)に合格したgordito(ゴルディート)です。
- 情報処理安全確保支援士試験(SC)の概要を知りたい。
- 情報処理安全確保支援士試験(SC)の勉強方法を知りたい。
このような疑問や悩みを解決できる記事になっています。
なぜなら、実務経験が全くなくても情報処理安全確保支援士試験(SC)に合格した私が試験の概要、勉強方法やおすすめ参考書等について紹介するからです。
記事を読み終えると、情報処理安全確保支援士試験(SC)の合格への道すじが描けます。
情報処理安全確保支援士試験(SC)の概要
まず簡単に情報処理安全確保支援士試験(SC)の概要を紹介します。
試験区分の概要
図の通り、情報処理安全確保支援士試験(SC)は高度試験の1つであり、基本情報技術者試験(FE)、応用情報技術者試験(AP)の上位に位置する試験となっています。
対象者像
試験団体であるIPA(情報処理推進機構)によると、情報処理安全確保支援士試験(SC)の対象者像は次の通りです。
サイバーセキュリティに関する専門的な知識・技能を活用して企業や組織における安全な情報システムの企画・設計・開発・運用を支援し、また、サイバーセキュリティ対策の調査・分析・評価を行い、その結果に基づき必要な指導・助言を行う者
IPA
試験内容
試験の内容は次の通りです。
4つの試験に全て突破することで、情報処理安全確保支援士試験(SC)に合格したことになります。
合格率
私が受験した令和4年(2022年)春期試験の合格率は19.2%です。
高度試験の中では合格しやすい試験だと言われています。
情報処理安全確保支援士試験(SC)の試験結果
私の受験結果を簡単に紹介します。
2022年4月に令和4年春期の情報処理安全確保支援士試験(SC)を受験しましたが、結果は合格でした。
午前I:免除
午前II:88点(合格点60点)
午後I:63点(合格点60点)
午後II:72点(合格点60点)
実務経験の全くない私でもギリギリで合格することができました。
私は、次に紹介する勉強方法や参考書で準備しただけなので、今後、受験する方の参考になれば幸いです。
情報処理安全確保支援士試験(SC)の勉強方法とおすすめ参考書
次の4つの試験別に勉強方法とおすすめ参考書を紹介します。
各試験の内容は、過去問(IPA公式Webサイト)で確認してください。
サラッと眺めるだけで、どのような試験なのか理解できます。
午前I
午前Iは、4択問題を30問解く試験になります。
応用情報技術者試験(AP)の午前試験の問題80問から、抜粋した30問が出題されます。
つまり、午前I対策は応用情報技術者試験(AP)の午前試験対策と同じです。
次のような総合的な参考書でセキュリティだけでなく全体を理解する必要があります。
私は基本情報技術者試験(FE)受験の際に「キタミ式」を購入し、応用情報技術者試験(AP)受験の際は「合格教本」を購入しています。
参考書を数回流し読みしたら、過去問(IPA公式Webサイト)を解いてください。
2-3年分の過去問を解いて、毎回合格点をある程度上回るようであれば、試験対策は十分でしょう。
もし心配であれば、次の参考書で学習しても良いと思います。
各過去問に対する解説がしっかりしているので、理解を深めるには役立ちます。
午前I試験で不合格となる受験者も一定数いるので、油断は大敵ですね。
なお、午前Iには免除制度があり、次のいずれかを満たせば、その後2年間は受験が免除となります。
- 応用情報技術者試験合格者
- 高度試験又は支援士試験合格者
- 高度試験又は支援士試験の午前Iで基準点以上の成績を得た者
該当する方は午前I対策は不要です。
午前II
午前IIは、4択問題を25問解く試験になります。
午前IIから情報処理安全確保支援士試験(SC)が始まると考えて良いでしょう。
午前II対策は、いきなり過去問演習を始めた方が効率的かもしれません。
過去問を解いて、わからない問題があれば、グーグル先生に聞きましょう。
その作業を数年分繰り返すことで、合格ラインに到達します。
なお、次の参考書に午前II用の必要知識を確認できる部分が収録されています。
セキュリティ全般の知識をしっかりと身に付けたいのであれば、次の参考書がおすすめです。
ちなみに、私はこの2冊の参考書を購入しただけです。
午後I
午後Iは、3問の文章問題から2問を選択して解答する試験になります。
他の高度試験もそうですが、午後試験からが試験の本番です。
断片的な知識で解答できるものもありますが、より深い理解が求められるようになります。
午後Iに関しては次のような参考書で分野ごとに知識の蓄積に努めると共に文章問題に慣れる必要があるでしょう。
この参考書では、分野ごとに出題率を掲載してくれています。
そのため、出題率の高い分野を重点的に学習するのが効率的でしょう。
参考書で各分野の勉強をしたら、収録されている問題以外の過去問を解いて理解を深めましょう。
直近の過去問だけでは、本番さながらに解く(90分間をタイマーセットし解答する)のがおすすめです。
それにより、試験当日の時間配分が感覚的に掴めます。
午後II
午後IIは、2問の文章問題から1問を選択して解答する試験になります。
問題文は10ページ前後と、午後Iの2倍程度のボリュームです。
しかし、試験時間が2時間と長く、午後Iより時間的な余裕があります。
午後II対策は、午後I対策と同じで、基本は参考書+過去問演習で良いでしょう。
時間の許す限り、多くの過去問を解き、理解を深めていけば良いでしょう。
あとは午後Iでもそうですが、試験本番では諦めないことですね。
私は午後Iも午後IIもわからない設問が多く諦めそうになりましたが、粘り強く全ての設問を埋めました。
ギリギリで不合格かと思っていましたが、きっと粘ってひねり出した解答のいくつかに部分点がもらえたのでしょう。
空欄だと部分点すらもらえないので、ちんぷんかんぷんな解答だとしても、何か書きましょう。
まとめ
最後に簡単にまとめます。
いかがでしょうか。
情報処理安全確保支援士試験(SC)に合格できるような気がしてきたのではないでしょうか。
実際、実務経験ゼロの私が参考書と過去問だけを利用して合格しているので、同じような方でも対策すれば合格できるはずです。
少しでも参考になったのであれば幸いです。