【公認会計士】試験の合格率や合格者の平均年齢等の推移

公認会計士試験の合格率等 - アイキャッチ(20-1)公認会計士

どうも、公認会計士試験の受験を経験しているgordito(ゴルディート)です。

  • 公認会計士試験の合格率はどのくらい?
  • 公認会計士試験の合格者の平均年齢最低年齢について知りたい。
  • 女性の合格者はやっぱり少ないのかな?

このような疑問を解決できる記事になっています。

なぜなら、公認会計士試験の合格者のデータを集計し、グラフ化したものをご紹介するからです。

具体的には、公認会計士試験の合格率だけでなく、合格者の平均年齢最低年齢最高年齢女性比率等について紹介します。

記事を読み終えると、公認会計士試験の合格率の推移の理由がわかるだけでなく、公認会計士試験合格者の具体的なイメージが持てるようになります。

公認会計士試験の『合格率』や『合格者数』の推移

公認会計士試験の合格率等の推移(20-2-3)

まず、新試験制度(2006年以降)に移行してからの公認会計士試験の願書提出者数合格率合格者数等を紹介します。

なお、試験制度の変遷は次の通りです。

旧試験制度:2005年以前(第1〜3次試験で構成)

新試験制度:2006年以降(短答式試験と論文式試験で構成)

グラフの通り、ここ数年は願書提出者数10,000-14,000人程度、合格率10-11%程度、合格者数1,000-1,400人程度で安定推移しています。

少し前には願書提出者数、合格率、合格者数が乱高下していることがわかります。

気になる方もいると思いますので、乱高下の理由を簡単に紹介します。

2006年から2008年の合格率が異常に高い理由

今から10年以上前に、有識者会議で『公認会計士の人数の拡大が望ましい』と提言されました。

その提言を受けて、合格者を増加させたと考えられています。

当時の有識者会議の議事録や資料はWeb上に公開されていますので、興味のある方は読んでみて下さい。

Webサイト上の公認会計士制度部会という項目になります。

2006-2008年の3年間だけで合格者が10,000人を超えているので、バブルですよね。

2010年をピークに願書提出者数が大幅に減少している理由

2006年から2008年で合格者数を急激に増加させましたが、想定していた以上に監査法人や一般企業での採用が少なく、試験合格者の未就職問題が発生してしまいました。

私の受験時代に騒がれていた内容ですが、就職難により、最大で数千人程度(詳細な数字は覚えていません)の合格者が就職できない状態であったと記憶しています。

私はその3年間の少し後に合格しましたが、就職活動をしている際に、就職浪人をしている試験合格者に何人か会いました。

大手監査法人の採用活動(グループディスカッション)で知り合い、その後、一緒にランチに行った記憶があります。

また、私と同じ年に合格しているのに就職できず、約1年遅れて就職した実務補習所(学校みたいなところ)の同期もいました。

合格者数を増やしても受け皿がないのであれば、合格者数を減らすしかなかったのでしょう。

2009年以降、徐々に合格者数が減っていきました。

合格率が急激に低下した上に、合格しても就職できないかもしれないということから、公認会計士試験の魅力が薄れ、公認会計士を目指す人が減少していったのです。

ただし、2014年以降は合格率合格者数も安定してきているので、過度に心配する必要はないでしょう。

現在、監査法人は全体的に人手不足です。

ここ数年の合格者数であれば、比較的、望んだ監査法人に就職できる状況になっていると思います。

COVID-19(新柄コロナ)により状況は多少悪化するかもしれません。

以上がグラフの簡単な説明になります。

なお、グラフの合格率(ここ数年は10-11%程度)では短答式試験論文式試験の合格率がわからない状態になっています。

現行の公認会計士試験は2つの試験から構成されています。

『合格率』を短答式試験論文式試験に分解して紹介していますので、『合格率』を適切に理解したい方は次の記事をご覧になってください。

公認会計士試験の『合格率』のカラクリを紹介します。
公表されている公認会計士試験の『合格率』には違和感がありますが、その理由を紹介しています。『合格率』の裏側に隠されている内容を知りたい方はご覧になって下さい。カラクリを知って『合格』への適切な道すじを描きましょう。

公認会計士試験合格者の『平均年齢』や『最低年齢』等の推移

公認会計士試験の合格者の年齢(20-3-3)

合格者の『平均年齢』

ここ10年程度の合格者の平均年齢24-27歳程度となっています。

公認会計士試験は主に大学生が合格しているイメージが強いと思います。

そのため、想像していたよりも平均年齢は高いのではないでしょうか。

数ヶ月の勉強で受かる試験ではないので、25歳の人が勉強を始めて25歳のうちに合格することは難しいです。

一般的に1年半や2年間かかる公認会計士講座に申し込む受験生が多いです。

大学を卒業し、1-2年間ぷらぷらしていた人が一念発起して勉強を開始しても遅くはないということがわかるでしょう。

徐々に合格者の若年化が進行してきているので、30歳超えている方が一念発起して退職して受験勉強専念というのはリスキーだと思います。

合格者の『最低年齢』

合格者の最低年齢は、10代後半がずっと続いています。

大学に入学して、すぐに専門学校に通って大学2年生で合格するパターンが多いかもしれません。

生年月日次第ですが、この場合、19歳での合格も可能です。

16-18歳で合格している受験生は、中学生や高校生の頃から勉強を始めているのでしょう。

稀に高校生で公認会計士講座を受講する人がいるという話しは専門学校の講師の方から聞いたことがあります。

なお、これまでの最年少合格は2010年合格の長谷川智也さんでしょう。

高校1年生での合格です。当時は特集が多く組まれていました。

合格者の『最高年齢』

合格者の最高年齢は、50-60代となっています。

どのような理由で受験しているのかはわかりませんが、60代後半になってくると趣味なのかもしれません。

もともと経理で働いていたり、会計の分野に明るい人であれば納得できますが、そうでないとしたら10代で合格するよりも難しいでしょうね。

ただただ頭が下がります。私も年老いたらもっと難しい司法試験とか受けてみようかな。

公認会計士試験合格者の『女性比率』の推移

公認会計士試験の合格者の女性比率(20-4-3)

公認会計士といえば、男性というイメージでしょうか。

ここ10年間程度の合格者に占める女性の割合は、17-25%程度となっています。

2020年は24.6%と約4人に1人の割合まで増加しました。

この女性比率が高いと感じるか低いと感じるかは人それぞれだと思いますが、私は、まだまだ女性が増えても良いのではないかと考えています。

監査法人には、比較的、女性が働きやすい環境が整っていると思いますけどね。

なお、公認会計士の女性比率(2018年12月末時点)は14.1%です。

合格者の女性比率より低いですが、徐々に高まっていくことでしょう。

女性比率の推移に興味のある方は次の記事をご覧ください。

【公認会計士の人数】過去70年の推移や女性比率等を紹介します。
公認会計士の人数の推移、地域別の人数、世代別の人数、女性比率を紹介しています。また、税理士や弁護士など他の士業との人数比較もしています。

まとめ

公認会計士試験の合格率等 - まとめ(20-1)

簡単にまとめます。

公認会計士試験まとめ
  • 公認会計士試験の合格率10-11%程度
  • 合格者の平均年齢24-27歳程度
  • 合格者の最低年齢10代後半
  • 合格者の最高年齢50-60代
  • 合格者の女性比率17-25%程度

いかがでしょうか。

公認会計士試験の合格率の変遷の理由が理解できただけでなく、公認会計士試験合格者に対する具体的なイメージが持てるようになったのではないでしょうか。

合格者の平均年齢を確認し『まだまだ自分もいける』と思う読者の方々が1人でも多く現れることを望んでいます。

今回は触れていませんが、公認会計士試験に合格する人たちは、どのような大学に通っているのでしょう。

公認会計士試験の大学別合格者数をまとめていますので、興味のある方は次の記事に目を通してください。

公認会計士の大学ランキング(大学別合格者数)と大学・学部選び
公認会計士の大学ランキング(大学別合格者数)と、公認会計士を目指す上での大学・学部選びについて紹介しています。公認会計士を目指そうと考えている高校生はぜひご覧になってください。公認会計士について知識として知っておきたい方々にもおすすめです。

公認会計士試験の合格者の9割程度は予備校に通って合格しています。

公認会計士を目指したくて予備校選びに悩んでいる方には次の記事がおすすめです。

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【公認会計士のメリット7つ】目指す価値のある資格です。
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