監査法人は雰囲気がいいよ!

アイキャッチ(17-1)公認会計士

どうも、監査法人に勤務していたgordito(ゴルディート)です。

  • 監査法人は上下関係が厳しいのかな?
  • 事務所内はどういう雰囲気なんだろう。

このような疑問を解決できる記事になっています。

なぜなら、実際に監査法人に勤務していた私が、監査法人の雰囲気について紹介するからです。

この記事では、監査法人の『雰囲気』を作り上げていると考えられる要因3つを紹介します。

記事を読み終えると、監査法人はとても風通しが良い職場であり、働きやすい環境が整っていると理解することができます。

私の所属した監査法人事業部に関する内容なので、他の監査法人は異なる可能性があります。

しかし、他の大手監査法人に勤めている友人と話したり、他の大手監査法人のパートナー、マネジャークラスの人たちと飲んだりしても同じような風通しの良さを感じました。

そのため、他の大手監査法人もこの記事の内容と大きくはズレていないと思います。

『さん付け』 の文化

さん付け文化(17-2)

監査法人内では、どんなに偉い人にメールを送るときも話しかける時も『さん付け』です。

名前の後ろに職位(役職名)をつけることはありません。

事業部長だろうが、理事長(一般の会社の社長に相当する職位)だろうが、『さん付け』 でメールを送りますし、実際に話しかける時も『さん付け』で呼びます。

⚪︎⚪︎パートナーと、名前の後ろに職位を付けて呼んだら、きっとびっくりされるでしょう。

新卒で就職した大企業では、上司にメールをするときは⚪︎⚪︎課長、⚪︎⚪︎主任というように、殿を付けたり、役職名をつけたりしました。

話しかける時も同様、⚪︎⚪︎課長、⚪︎⚪︎主任です。

それと比較すると、誰に対しても『さん付け』でメールを送ることができたり、話しかけたりできる環境は居心地が良かったです。

必要以上に神経を使わなくて済むし、なにより上司に対して親近感が持てていました。

この『さん付け』の文化は、監査法人の雰囲気の良さにつながっているでしょう。

監査チームのメンバー構成

監査チームの構成(17-3)

上場企業のような大きな会社がクライアントだとしても、監査チームのメンバーは10人もいなかったりします。

そして、監査チームが小規模なのに一般企業でいう課長クラスは複数人いることが多いです。

イメージしづらいと思いますので、簡単な例で説明します。

監査チームの例

一部上場企業の食品メーカーがクライアントで、その監査チームの主たるメンバーは9人、監査法人の職位4段階(パートナー、マネジャー、シニア、スタッフ)だとします。

その場合、監査チームのメンバー構成は次のような感じになります。

職位人数
パートナー(≒課長以上)2人
マネジャー(≒主任〜課長)1人
シニア(≒上位平社員)2人
スタッフ(≒下位平社員)4人

このようなメンバー構成になると、シニアの職位でもパートナーの人にメールしたり、話したりすることが日常的にあります。

日常的にコミュニケーションを取ると必然的に上司と部下の距離が近くなり、意見を言いやすくなります。

監査チームのメンバー構成が監査法人の風通しの良さを作り上げていると思います。

専門家としての相互尊重

専門家としての相互尊重(17-4)

上司も部下も肩書きは公認会計士であり、監査法人を離れれば競争相手になりえます。

監査法人には『公認会計士という点では対等なのだから専門家として意見を言いなさい』と若い人を激励する上司の人がちらほらいました。

上司が部下を1人の公認会計士として尊重してくれている部分があるわけです。

もちろん上司によります。

実際、公認会計士試験や修了考査の勉強をしている若手の方が上司よリも最新の論点について詳しいこともあります。

英文のレポートの作成業務を支援したこともありましたが、英語能力に関しても若手の方が上である場合も多いです。

また、上司は普段は監査現場におらず、実際に細かい監査手続をやるわけではないので、現場の実働部隊をある程度、信頼しなければならないという事情もあります。

このように、上司が部下を一定程度、認めていたり、信頼せざるを得ない状況があると必然的に風通しが良くなるのでしょう。

まとめ

まとめ(17-5)

簡単にまとめます。

主に3つの理由により、監査法人の雰囲気は良い状態に保たれています。

雰囲気が良い理由
  • 『さん付け』の文化
  • 監査チームのメンバー構成
  • 専門家としての相互尊重

監査法人は風通しが良い職場であり、働きやすい環境が整っていると理解できたのではないでしょうか。

他にも監査法人の魅力はたくさんあります。

監査法人の他の魅力に興味のある方は、次の記事をご覧になってください。

【監査法人の魅力8つ】監査法人勤務のメリットは大きいです。
『監査法人』は勤務先として魅力的なのでしょうか。この記事では、私が感じた監査法人の『魅力』を8つ紹介します。公認会計士試験の受験生や監査法人に転職を考えている方におすすめの記事です。記事を読むと監査法人の魅力が理解できます。