【速報】公認会計士試験(令和2年)の合格発表 – 2021/2

公認会計士試験の合格発表- アイキャッチ(76-1)公認会計士

どうも、だいぶ前に公認会計士試験を受験したgordito(ゴルディート)です。

先日、2021年2月16日に令和2年公認会計士試験の合格発表がありましたので、内容について紹介します。

具体的には、合格率、願書提出者数(≒受験者)、合格者の年齢、女性比率、想定される就職先等について簡単に紹介します。

合格率等は、ここ数年で大きな変化はありませんでした。

公認会計士試験(令和2年)の合格率

公認会計士試験の合格率等の推移(76-2)

令和2年(2020年)の公認会計士試験の合格率10.1%でした。

昨年対比で若干低下しているものの、ここ7年間はほぼ同水準とみることができます。

合格率10%程度を維持することで、試験合格者の質を担保する狙いがあるのでしょう。

受験者からしても受験仲間のトップ10%に入れば良いので、わかりやすいと思います。

2008年(合格率17.1%)から2009年(合格率10.5%)の合格率急降下とかがあると、受験者として対策を取りづらいですしね。

公認会計士試験(令和2年)の願書提出者数

願書提出者数は13,231人で、6年連続で増加しました。

ここ数年、公認会計士のイメージ向上につながるような出来事は特段なかったと思いますが、合格率を一定に保っていることにより、公認会計士試験の信頼度が向上しているのでしょう。

徐々に人気が戻ってきてくれると嬉しいですね。

公認会計士試験(令和2年)合格者の年齢や性別

合格者の平均年齢25.5歳(前年は25.1歳)、合格者の最低年齢18歳(前年も18歳)、最高年齢61歳(前年は62歳)でした。

大きな変化はないと言って良いでしょう。

合格者の女性比率24.6%(前年は23.6%)でした。

女性比率は徐々に上昇しています。

2016年に女性初の公認会計士協会会長が誕生していることもあり、女性も目指す試験になってきているのでしょう。

公認会計士試験(令和2年)合格者の就職先

公認会計士試験の合格者の主な就職先は『監査法人』です。

四大監査法人の2020年の募集要項を確認したところ、採用予定人数は次の通りでした。

監査法人名採用予定人数
有限責任監査法人トーマツ300人程度
EY新日本有限責任監査法人記載なし
有限責任あずさ監査法人記載なし
PwCあらた有限責任監査法人記載なし

監査法人の規模や私が就職した時のことを考えると、EY新日本とあずさも300人程度の採用になると思います。

【監査法人のランキング】売上、人員数、クライアント数等を比較!』という記事でも紹介した通り、ほぼ同じ規模ですからね。

PwCあらたは、100人程度(2019年と同じ程度)でしょう。

2019年定期採用の際は、募集人数の記載があったのですが、2020年の募集要項には記載がありません。

そう考えると、四大監査法人の採用予定数は昨年と同様、1,000人程度になります。

合格者1,335人のうち、既に就職している人や大学1年生など、就職活動をしない人も一定数います。

そのため、就職をする試験合格者は、ほとんどの人が四大監査法人のいずれかに就職することになるでしょう。

昨年と同様、就職状況は良さそうです。

なお、私は試験合格者は最初に監査法人に就職した方が良いと考えていますが、その理由を知りたい方には次の記事がおすすめです。

【公認会計士】試験合格後の就職先は監査法人がおすすめです。
公認会計士試験合格者の最初の就職先として『監査法人』をおすすめする理由について紹介します。3年後の修了考査の試験科目に『監査実務』があること、『実務補習所』関連のサポートを享受できることなど、総合的に考えると監査法人一択なのです。

短いですが、今回は以上となります。

公認会計士試験の合格率や女性比率等の推移について興味のある方は、次の記事に目を通してください。

【公認会計士】試験の合格率や合格者の平均年齢等の推移
公認会計士試験の『合格率』、『合格者の平均年齢』や『女性比率』等の推移を紹介します。記事をご覧頂くと、公認会計士試験の合格率の推移の理由がわかり、公認会計士試験合格者の具体的なイメージを持つことができるようになります。

『公認会計士試験』の内容(試験科目や勉強方法など)について興味のある方は次の記事をご覧になってください。

公認会計士試験の内容(科目や勉強時間)について
公認会計士試験に関する記事になっています。具体的には、試験の概要、試験科目、受験資格、難易度、勉強時間、勉強方法などについて簡単に紹介しています。公認会計士試験に興味がある方は、ぜひ覗いてみてください。