基本情報技術者試験(FE)のおすすめ参考書(テキスト)と勉強方法

基本情報(FE)おすすめ参考書-アイキャッチ(36-1)情報処理技術者

どうも、基本情報技術者試験に合格したgordito(ゴルディート)です。

  • 基本情報(FE)のおすすめ参考書(テキスト)を知りたい。
  • 基本情報(FE)の勉強方法を知りたい。
  • 午後試験の選択問題はどうすればいいの?

このような疑問や悩みを解決できる記事になっています。

なぜなら、四苦八苦しながら様々な参考書を用いて勉強した私が、おすすめの参考書(テキスト)と勉強方法について紹介するからです。

記事を読み終えると、基本情報技術者試験(FE)のおすすめ参考書を知ることができるだけでなく、勉強方法や選択問題のおすすめ等も把握することができます。

『IT試験の受験動機』と『基本情報技術者試験(FE)の試験結果』

基本情報(FE)試験結果(36-2)

IT試験の受験動機

私が情報処理技術者試験の受験を決意した理由は、自らのIT知識を向上させるためです。

既にITが様々な形で我々の生活に入り込んでいますが、今後、その傾向が強まることはあっても弱まることはないでしょう。

つまり、ITに対する知識や理解は現代人にとって必須と言っても過言ではないのです。

私はITには弱い方で、長らく自らの能力に危機感を抱いていたので、『IT知識の向上』のため、情報処理技術者試験の勉強をすることにしたのです。

基本情報技術者試験(FE)の試験結果

先ほど紹介した通り、『IT知識の向上』のために情報処理技術者試験を受験することを決意し、基本情報技術者試験(FE)を受験しました。

なぜITパスポート試験(IP)ではなく、基本情報技術者試験(FE)を選択したのかについては、次の記事で紹介しています。

ITパスポート?基本情報?応用情報?どの試験から受験すべきか。
ITパスポート(IP)や基本情報技術者(FE)を飛ばして、応用情報技術者(AP)から受験した方が良いと考える人もいるでしょう。私もその1人でしたが、比較検討した結果、基本情報技術者(FE)から受験しました。なぜそう判断したのかを紹介します。

そして、2019年10月20日に受験した結果が次の通りです。

基本情報(FE)点数(36-3)

無事に1回の受験で合格することができました。

午前試験:80点/100点(合格点60点)

午後試験:73点/100点(合格点60点)

基本情報技術者試験(FE)の『概要』と『改訂内容』

基本情報(FE)午後試験の内容(36-1)

基本情報技術者試験(FE)の概要

基本情報技術者試験(FE)の試験内容は次の通りです。

 午前試験午後試験
試験時間150分150分
出題形式多肢選択式
(四肢択一)
多肢選択式
解答数
(出題数)
80問
(80問)
5問
(11問)
合格基準点60%60%

『午前試験』、『午後試験』共にマークシート形式の試験になり、両方の試験に合格して初めて『基本情報技術者試験(FE)』に合格したことになります。

『午前試験』に合格し『午後試験』が不合格の場合でも、FP3級のように次回の試験で『午前試験』が免除されるようなことはありません。

基本情報技術者試験(FE)の改訂内容

2020年春期試験から試験内容がガラリと変わっています。

COVID-19(コロナウイルス)の感染拡大により、2020年春期試験は中止になりました。

また、ITパスポートのように基本情報技術者試験(FE)もCBT試験に移行することになっています。

『午前試験』は私が受験した2019年(令和元年)秋期試験から改訂されましたが、合否に影響するほどの改訂ではありませんでした。

それよりも、2020年(令和2年)春期試験から改訂される『午後試験』の方が合否に大きく影響するでしょう。

『午後試験』は、2019年秋期試験まで出題数13問で解答数7問でしたが、2020年春季試験からは出題数11問で解答数5問になっています。

また、情報セキュリティ(必須問題)、データ構造及びアルゴリズム(必須問題)、ソフトウェア開発(選択問題)の配点が次のように変更され、重要性が増しています。

配点の変更
  • 情報セキュリティ(12点→20点)
  • データ構造及びアルゴリズム(20点→25点)
  • ソフトウェア開発(20点→25点)

一方、文系受験者の得点源であるマネジメント系(プロジェクトマネジメント、サービスマネジメント)、ストラテジ系(システム戦略、経営戦略・企業と法務)の重要性が低下しています。

参考までに『午後試験』の改訂点を載せておきます。

2020年(令和2年)春期試験から

分野必須 or 選択配点
問1情報セキュリティ必須20点
問2-5次の中から3問
 ハードウェア
 ソフトウェア
 データベース
 ネットワーク
 ソフトウェア設計 

次の中から1問
 プロジェクトマネジメント
 サービスマメジメント
 システム戦略
 経営戦略・企業と法務
4問から2問選択15点×2問
問6データ構造及びアルゴリズム必須25点
問7-11ソフトウェア開発(次の中から1問)
 C
 Java
 Python
 アセンブラ言語
 表計算
5問から1問選択25点

2019(令和元年)秋期試験まで

分野必須 or 選択配点
問1情報セキュリティ必須12点
問2-7次の中から3問
 ハードウェア
 ソフトウェア
 データベース
 ネットワーク
 ソフトウェア設計

次の中から1問
 プロジェクトマネジメント
 サービスマメジメント

次の中から1問
 システム戦略
 経営戦略・企業と法務
6問から4問選択12点×4問
問8データ構造及びアルゴリズム必須20点
問9-13ソフトウェア開発(次の中から1問)
 C
 COBOL
 Java
 アセンブラ言語
 表計算

※COBOLは2019年秋期試験から廃止済み
5問から1問選択20点

基本的な試験対策は変わらないと思いますが、苦手としている人が多い『データ構造及びアルゴリズム』と『ソフトウェア開発』の2問でしっかり点数を取ることが合否を分けるポイントになるでしょう。

基本情報技術者試験(FE)の『おすすめ参考書』と『勉強方法』

基本情報(FE)おすすめ参考書と勉強方法(36-5)

ようやく本題に入ります。

基本情報技術者試験(FE)はいくつかに分けて対策する必要がありますが、最終的に私は7冊(2冊はAndroidアプリ開発の本)も参考書を購入することなりました。

余計なものもあったので、これから勉強する方は3-4冊必要になると考えてください。

基本情報技術者試験(FE)をパートごとに区分して説明した方がわかりやすいので、ここからは次の4つに区分して『おすすめ参考書』と『勉強方法』を紹介していきます。

基本情報(FE)は4区分で対策
  • 午前試験
  • 午後試験 : 情報セキュリティ(問1)及びその他(問2-5)
  • 午後試験 : データ構造及びアルゴリズム(問6)
  • 午後試験 : ソフトウェア開発(問7-11)

午前試験

まずは試験全体に通用する基礎知識を身につける必要があるので、総合的な参考書が1冊必要になります。

参考書1冊を勉強すれば『午前試験』は合格レベルに達します。

私は『キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者(以下、キタミ式)』の参考書を購入しました。

なぜならば、口コミの評価が高く、また実際に本屋で中身を確認した時にイラストが多くてわかりやすかったからです。

電子版と紙版があるので、使いやすい方を購入すると良いでしょう。

他に『イメージ&クレバー方式でよくわかる 栢木先生の基本情報技術者教室』も気になりました。

『キタミ式』と比較してイラストは少ないですが、悪くなさそうでした。

『キタミ式』の紙質色合いイラストのタッチの方が好みだったので、私は『キタミ式』にしました。

また、以前から応用情報技術者試験(AP)の参考書としては人気の高い『基本情報技術者 合格教本』も検討しました。

しかし、中身を確認したところ、文章ばかりでIT弱者の私は手を出さない方が良いと感じました。

『キタミ式』のようにイラストが多いのは苦手だったり、文章で理解することができる人には向いているかもしれません。

網羅性という点ではキタミ式より上でしょう。

総合的な参考書を購入したら、1回目はサラッと通読しましょう。

よく理解できない箇所があっても無視して最後まで読み、試験の全体像がイメージできるようにしましょう。

木を見て森を見ずの状態にならないことが大事です。

1つ1つ理解してから進もうとするとなかなか読み終わらないです。

というのも、参考書によって差はありますが、『キタミ式』の参考書は700ページもあるからです。

1回目の通読で、どのような分野があるかなんとなくわかったら、2回目はじっくり読んで理解するように努めてください。

それだけで『午前試験』は合格レベルに近い点数が取れると思います。

実際、私は1回目はサラッと読んで(2進数とかはちんぷんかんぷんのままスルー)、2回目はじっくり読みました。

その後、直近の過去問(2019年春期試験)を解いたところ、80問中、56問(70%)正答することができました。

心配な方には、おすすめの無料アプリがあります。

それは『基本情報技術者問題集(無料版)』というアプリです。

スキマ時間に利用することで、より確実に『午前試験』で合格点を取れるようになるでしょう。

基本情報技術者問題集(全問解説付)
基本情報技術者問題集(全問解説付)
開発元:Yasuo Nishimura
無料
posted withアプリーチ

10回分以上の過去問をランダムに出題させて一問一答方式で解くことができ、非常に便利です。

私は暇な時に、このアプリを使って過去問を解いていました。

参考書の通読数回とアプリで過去問を解けば、『午前試験』の対策は十分です。

『午前試験』は、受験者のうち合格点を取っている人は5割前後なので、そんなに難しいわけではありません。

2人に1人は『午前試験』を突破しているのです。

そのため、『午前試験』で合格点が取れないのであれば、勉強量が足りないと思った方が良いです。

まずは合格点が取れるまで基本的な内容の理解に努めましょう。

午後試験

先ほど紹介した『キタミ式』の参考書だけで『午後試験』を突破することは不可能だと思ってください。

というのも、『キタミ式』の参考書には『データ構造及びアルゴリズム』と『ソフトウェア開発』に関する十分な内容が含まれていないからです。

『午後試験』は、次の3つに分けて対策を練った方が良いでしょう。

基本情報(FE)午後は3区分で対策
  • 情報セキュリティ(問1)及びその他(問2-5)
  • データ構造及びアルゴリズム(問6)
  • ソフトウェア開発(問7-11)

情報セキュリティ(問1)及びその他(問2-5)

『キタミ式』の参考書を通読しただけでは、なんとなく理解した感じになっているだけの状態です。

たとえ『午前試験』で合格レベルに達していても、理解度としては浅い可能性が高いです。

実際に『午後試験』の過去問題を解いてみたらわかるので、『午前試験』で合格点が取れるレベルになったら、『午後試験』の過去問を解いてみてください(『データ構造及びアルゴリズム(問6)』と『ソフトウェア開発(問7-11)』以外)。

この分野の対策として、お金に余裕がある人はアイテック(ITEC)が出版している『基本情報技術者午後試験対策書(以下、アイテック)』という参考書をおすすめします。

『アイテック』の参考書はわかりやすく、良書だと思います。

次の項目で記載する『データ構造及びアルゴリズム』の内容もあるので、アルゴリズム専門の参考書を別途購入せず、このアイテックの参考書で勉強しても良いかもしれません。

私はアルゴリズム専門の参考書を先に購入し、そちらで勉強していたため、『アイテック』の参考書のアルゴリズム部分はパラパラと見ただけです。

『午後試験』の最初の3問(情報セキュリティと選択問題2問)は、この『アイテック』の参考書をしっかりやれば、7-8割(35-40点)は取れるようになるでしょう。

選択問題の取捨選択(時間がない受験者向け)

2019(令和元年)秋期試験までは解答すべき問題が多かったので、苦手分野を作らない方が良かったのですが、2020年(令和2年)春期試験からは解答すべき問題が縮小しているため、取捨選択することができるようになっています。

2019年秋期試験まで:7問

2020年春期試験から:5問

つまり、各分野の『重要度』に差が出てきたのです。

もし私が再び受験するのであれば、次の5分野のみ『午後試験』対策をすると思います。

注力する分野
  • ハードウェア
  • ソフトウェア
  • データベース
  • ネットワーク
  • ソフトウェア設計

というのも、先ほど紹介した通り、この5分野から3問出題されるからです。

一方、次の4分野の『午後試験』対策はしません(『午前試験』対策はします)。

注力しない分野
  • プロジェクトマネジメント
  • サービスマメジメント
  • システム戦略
  • 経営戦略・企業と法務

というのも、この4分野から1問しか出題されないからです。

しかも、選択しなければ、その1問ですら解答する必要がないからです。

どのような判断を下すかは各受験者に委ねられますが、勉強時間をあまり確保できない人は欲張らない方が良いでしょう。

データ構造及びアルゴリズム(問6)

問6の『データ構造及びアルゴリズム』は、基本情報技術者試験(FE)の『難問』の1つです。

多くの受験者が苦手とする分野ですが、私もこの分野は苦手でした。

問題を1つ解くだけで、どっと疲れます。

しかし、『データ構造及びアルゴリズム』は配点が25点で、『午後試験』の点数の4分の1を占めているので、苦手分野にしてはいけません。

『データ構造及びアルゴリズム』の問題に特化した参考書がいくつか出版されていますので、専門の参考書で、じっくりと勉強した方が良いと思います。

先ほど紹介した『アイテック』の参考書を購入する方は、まずは『アイテック』の参考書でアルゴリズムを勉強して、過去問をいくつか解いてみてください。

それでも、よくわからない場合にのみ、アルゴリズム専門の参考書を購入すれば良いと思います。

私は口コミの評価が高かった『うかる!基本情報技術者[午後・アルゴリズム編]』 を購入しました。

実際使ってみたところ、可もなく不可もないという感じでした。

基本的な考え方を勉強することはできましたが、わかりづらいと感じる説明が多少ありました。

なお、有名な『基本情報技術者 大滝みや子先生のかんたんアルゴリズム解法』は本屋に置いていませんでしたので、中身を確認できていません。

基本情報技術者試験のアルゴリズム問題がちゃんと解ける本』も本屋に置いておらず中身を確認できていませんが、口コミの評価は高いので、検討の余地がありそうです。

発売時期が古いので気になりますが、アルゴリズム自体の基本的な考え方は変わらないので問題ないでしょう。

最初の2冊は有名な参考書なので、購入者の期待値が過剰に高く、そのため評価が低くなりやすいのかもしれませんね。

参考書でしっかりと勉強すると共に過去問を解きまくりましょう。

反復練習が合格への近道です。

よほどの天才でない限り、過去問を1問しか解かない受験生より、30問解いた受験生の方が解答スピードも早く、正答率も高くなるでしょう。

『慣れ』が肝心の分野です。

問6の『データ構造及びアルゴリズム』は、8割とか9割の点数を狙わない方が良いです。

難問や時間のかかる問題もあるので、現実的には5割(12-13点)程度を目指した方が良いでしょう。

最初の半分程度を高確率で正答させ、残りの半分はテキトーにマークするぐらいの気持ちの方がうまくいくと思います。

ソフトウェア開発(問7-11)

基本情報技術者試験(FE)のもう1つの『難問』が問7-11の『ソフトウェア開発』です。

先ほどの『データ構造及びアルゴリズム』と同様、配点は25点で重要性の高い分野です。

大学でプログラミング言語を学んでいる学生や仕事でプログラミング言語を使っている社会人であれば、得意な言語を選択できることでしょう。

しかし、そうでない場合、1から勉強しなければならない分野になります。

Excelが得意な人であれば、『表計算』の勉強は1からする必要はありません。

私は将来的にアプリ開発でも出来たら面白いなと考えて、『Java』を選択しようとしました。

そして、実際にAndroid用アプリの開発を勉強するために、複数の参考書を購入し、Android Studioでアプリ開発にトライしてみました。

アプリを作りながら『Java』を勉強し、その勢いで試験に臨もうという魂胆でした。

ちなみに、ほぼ参考書通りに作ったゲームアプリは、Snowball Catcherという名前でGoogle Playにアップしているので、暇つぶしをしたい人はダウンロードしてみてください。

iPhone用アプリはありません。

Snowball Catcher
Snowball Catcher
開発元:gordito111
無料
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正直、クソゲーです(参考書をディスっているわけではありませんよ)。

アプリを作っていても十分に理解できていないと感じたので、入門書に手を出すことにしました。

先に入門書から始めた方が良いです。

というか、試験合格を優先するのであれば、アプリ開発は試さなくて結構です。

『Java』入門書のおすすめとして有名な3冊の本を見比べて、個人的に合いそうだった『やさしいJava』を購入し、通読しました。

ちなみに最も人気のあるJavaの入門書は『スッキリわかるJava入門』のようでした。

分厚い『Java』の本を1冊読んだので(実際にコードも打ちました)、少しは『Java』の問題が解けるかなと思って、過去問を解いてみました。

しかし、全く歯が立ちませんでした。

1問もわからないのです。

この経験から学んだことは、全く前提知識のない受験者は『C』とか『Java』とか『Python』とか難しいプログラミング言語には手を出さな方が良いということです。

簡単に火傷しちゃいます。

あくまで主観ですが、想像以上にプログラミング言語の問題は難しいです。

ちょっと勉強しただけでは合格レベルには到達しません。

試験日が近づいていたので『Java』から逃げ出し、違う問題を選択することにしました。

『合格』という目標に向けては、時間もお金も無駄になってしまいました。

失敗から学んだので『C』とかは眼中になく、少ない勉強時間で点数が取れるという観点で、『アセンブラ言語』か『表計算』を選択しようと考えました。

『表計算』はExcelみたいな感じで最も点が取りやすいと思いましたが、数年分の過去問を見比べ、『アセンブラ言語』の問題が最も問題文の分量が少ないことに気付いちゃいました。

『表計算』は分量が多く、解くのに時間がかかりそうでした。

せっかくIT関連の試験を受けるのだから、やっぱりプログラミング言語みたいなものに挑戦したいという気持ちになり、『Java』から『アセンブラ言語』に乗り換えることにしました。

『アセンブラ言語』の参考書は意外に多くありますが、私が選んだのは『アセンブラ言語CASLII-情報処理技術者試験』という参考書です。

理由は、薄くて簡単に勉強できそうだったからです。

あと、口コミで高評価だった『プログラミング入門 CASLII-情報処理技術者テキスト』が書店に置いておらず、中身を確認できなかったからです。

実際に『アセンブラ言語CASLII-情報処理技術者試験』を読んでみると、誤字、脱字が多い本でした。

そういうのが嫌いな人には正直、おすすめできません。

基本的なことは学べるので、入門書としてはいいと思います。

ですが、口コミの評価も高いので、『プログラミング入門 CASLII-情報処理技術者テキスト』を選択する方が無難でしょう。

参考書だけでは合格レベルには達しないので、過去問を解きまくる必要があります。

私は『アセンブラ言語』の過去問を10回分ほど解きました。

基本情報技術者試験(FE)の中で、最も過去問を解いた分野が『アセンブラ言語』です。

この分野も問6の『データ構造及びアルゴリズム』と同様、反復練習が合格への近道です。

できる限り多くの問題を解きましょう。

いくつも解いているとパターンがわかるようになってきて、解答スピードが向上すると共に、正答率もアップします。

『アセンブラ言語』は、簡単な過去問は40分かからずに満点を叩き出すことができますが、難しい過去問は1時間かけても3-4割程度しか得点できませんでした。

問6の『データ構造及びアルゴリズム』と同様、難しい問題や時間のかかる問題もあるので、現実的には5割(12-13点)程度を目指すのが良いと思います。

まとめ

基本情報(FE)おすすめ参考書-まとめ(36-6)

最後に『おすすめ参考書』と『勉強方法』を簡単にまとめておきます。

午前試験

キタミ式』等の総合的な参考書を2-3回通読し、過去問を利用して合格レベル(60%)まで実力を伸ばす。

過去問アプリをダウンロードし、隙間時間を見つけて問題を解き、より確実に合格点を取れるようにする。

基本情報技術者問題集(全問解説付)
2020年春版 基本情報技術者問題集(全問解説付)
開発元:Yasuo Nishimura
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午後試験 : 情報セキュリティ(問1)及びその他(問2-5)

過去問を解きまくって理解を深める。

より体系的に学びたければ、『アイテック』の参考書で勉強する。

時間がない場合(効率的に合格したい場合)には注力する分野を定め、一切勉強しない分野を作る。

午後試験 : データ構造及びアルゴリズム(問6)

アイテック』の参考書を購入しない場合には、アルゴリズム専門の参考書(『うかる!基本情報技術者[午後・アルゴリズム編]』等)で勉強する。

過去問を解きまくって解答スピードを上げると共に正答率を向上させる。

午後試験 : ソフトウェア開発(問7-11)

まずは、どの分野を選択するか決める。

専門がある人はその専門のプログラミング言語、そうでない人は『アセンブラ言語』か『表計算』が無難。

専門の参考書で勉強する。

その後、過去問を解きまくって解答スピードを上げると共に正答率を向上させる。

以上です。

いかがでしょうか。

基本情報技術者試験(FE)のおすすめ参考書を知ることができ、また勉強方法や選択問題のおすすめ等も把握することができたのではないでしょうか。

この記事を読んで勉強された方が、1人でも多く試験に合格することを願っています。

紹介した通り、基本情報技術者試験(FE)の難関は『午後試験』です。

『午後試験』は時間が足りなくなり、得点を伸ばすことができない受験者が大勢います。

そんな『午後試験』の対策(目標点数と時間配分を設定する)をまとめた記事を用意していますので、興味のある方はご覧になってください。

基本情報技術者試験の午後対策(目標点数と時間配分)
基本情報技術者試験(FE)の『午後試験』は、時間が足りなくなる傾向にあります。そのため、自分に合った戦略を立てて試験に臨むことが合格への近道となります。各問題の『目標点数』と『時間配分』の目安を紹介していますので、参考にしてみてください。

まだ、ITパスポート試験(IP)、基本情報技術試験(FE)、応用情報技術者試験(AP)のどれを受験しようか悩んでいる方は、3者を比較した次の記事がおすすめです。

ITパスポート?基本情報?応用情報?どの試験から受験すべきか。
ITパスポート(IP)や基本情報技術者(FE)を飛ばして、応用情報技術者(AP)から受験した方が良いと考える人もいるでしょう。私もその1人でしたが、比較検討した結果、基本情報技術者(FE)から受験しました。なぜそう判断したのかを紹介します。