【ロードバイクメーカーの一覧】UCI各チームにバイク提供の35社

ロードバイクメーカーの一覧 - アイキャッチ(98-1)サイクリング

どうも、サイクリング病にかかっているgordito(ゴルディート)です。

  • ロードバイクのメーカーはどのようなところがあるの?
  • 有名なロードバイクメーカーが知りたい。

このような疑問や悩みを少しでも解決できる記事になっています。

なぜなら、主要なロードバイクメーカーを紹介するからです。

具体的にはUCIワールドチーム、UCIプロチームとUCIコンチネンタルチーム(日本のチームのみ)にバイクを提供しているメーカーを全て紹介します。

記事を読み終えると、世界トップレベルのロードバイクメーカーを知ることができます。

ロードバイクメーカー調査の理由

ロードバイクメーカー調査の理由(98-2)

そもそも、なぜロードバイクのメーカーを調べようと思ったのでしょうか。

それは、私自身がロードバイクを欲しているからです!

現在、約700-800km/月はチャリに乗るほどのサイクリング病にかかっています。

自宅から半径20-30kmは私の中ではサイクリングディスタンスです。

私が現在所有するチャリ5台は次の通りで、スピード感溢れる走りが可能な車体はありません。

メーカー素材内容
GIANT
(ジャイアント)
アルミロードよりのクロスバイク。
全く乗らず多くの部品を
ルイガノやトレックに移植。
LOUIS GARNEAU
(ルイガノ)
アルミマウンテンよりのクロスバイク。
フロントサス、フェンダー、リアキャリア。
普段使い(雨の日用)
TREK
(トレック)
アルミ
フォークはカーボン
ロードよりのクロスバイク。
普段使い(晴れの日用)
ARAYA
(アラヤ)
クロモリランドナー。
BROOKSのサドル、tubusのキャリア。
日本一周旅行用に衝動買い
(日本一周はまだ)。
Riese & Müller
(リーズ & ミュラー)
アルミ折り畳み。
輪行用に購入。
沖縄本島、久米島、宮古島、
石垣島、西表島等で大活躍。

クロスバイク3台って馬鹿だろ?というツッコミはしないでください。

今まで、スピードを重視したチャリ選びをして来なかったのですが、最近、ちょっとスピード重視の1台が欲しいなぁと思っています。

できれば、アルミではなくフルカーボンでULTEGRAか105グレードで固めたロードバイクが欲しいのです。

既に数十以上のロードバイクメーカーを知っていますが、改めて世界トップのプロチームにバイクを提供しているロードバイクメーカーを調査してみようと思った次第です。

ひとまず車体価格は度外視です。

ロードバイクメーカーの一覧(UCIチーム別)

ロードバイクメーカーの一覧 - UCIワールドチーム、UCIプロチーム別(98-3)

全てのロードバイクメーカーを紹介することは困難を極めるので、今回はUCIのチームにフレームを提供しているメーカーを紹介します。

UCIとはなんぞやという人のために簡単に紹介します。

UCIは、1900年にベルギー、アメリカ、フランス、イタリア、スイスの5カ国で設立された団体です。

UCIはUnion Cycliste Internationaleの略で、日本語訳では国際自転車競技連合(国際自転車連合とも)とされています。

超ざっくり言うと、世界の主要なレースやその他諸々を取り仕切っている団体です。

UCI認定レースに出場するためには、UCIに登録を申請し認可を得なければなりません。

現在、UCIに認可されているチーム数は次の通りです。

2021年7月時点の情報です。なお、女子カテゴリは省略します。

チームカテゴリチーム数概要
UCIワールドチーム19トップオブトップのカテゴリー。
UCIプロチーム19ワールドチームに準ずるカテゴリー。
ランキングや招待で
グランツール(※)に出場可能。
UCIコンチネンタルチーム1623番目のカテゴリー。
UCIではなく各国の自転車連盟に
管理を任せているようです。
日本はJCF(日本自転車競技連盟)。

なお、グランツール(※)とは次の3大レースのことです。

  • ツール・ド・フランス
  • ジロ・デ・イタリア
  • ブエルタ・ア・エスパーニャ

当記事に辿り着いた人であれば、ツール・ド・フランスは聞いたことある人が大半でしょう。

UCIワールドチームのロードバイク一覧

2021年のUCIワールドチーム19チームが使用しているロードバイクは次の通りです。

アルファベット順です。

No.チーム名ロードバイク
AG2R CITROEN TEAM
チームWebサイト
フランスBMC(スイス)
ASTANA - PREMIER TECH
チームWebサイト
カザフスタンWILIER(イタリア)
BAHRAIN VICTORIOUS
チームWebサイト
バーレーンMERIDA(台湾)
BORA - HANSGROHE
チームWebサイト
ドイツSPECIALIZED(アメリカ)
COFIDIS
チームWebサイト
フランスDE ROSA(イタリア)
DECEUNINCK - QUICK-STEP
チームWebサイト
ベルギーSPECIALIZED(アメリカ)
EF EDUCATION - NIPPO
チームWebサイト
アメリカCANNONDALE(アメリカ)
GROUPAMA - FDJ
チームWebサイト
フランスLAPIERRE(フランス)
INEOS GRENADIERS
チームWebサイト
イギリスPINARELLO(イタリア)
10INTERMARCHÉ - WANTY -
GOBERT MATÉRIAUX
チームWebサイト
ベルギーCUBE(ドイツ)
11ISRAEL START-UP NATION
チームWebサイト
イスラエルFACTOR(イギリス)
12JUMBO-VISMA
チームWebサイト
オランダCERVÉLO(カナダ)
13LOTTO SOUDAL
チームWebサイト
ベルギーRIDLEY(ベルギー)
14MOVISTAR TEAM
チームWebサイト
スペインCANYON(ドイツ)
15TEAM BIKEEXCHANGE
チームWebサイト
オーストラリアBIANCHI(イタリア)
16TEAM DSM
チームWebサイト
ドイツSCOTT(スイス)
17TEAM QHUBEKA NEXTHASH
チームWebサイト
南アフリカBMC(スイス)
18TREK - SEGAFREDO
チームWebサイト
アメリカTREK(アメリカ)
19UAE TEAM EMIRATES
チームWebサイト
UAECOLNAGO(イタリア)

19チーム中、イタリアのロードバイクを使用しているのが5チーム、アメリカが4チーム、スイスが3チーム、ドイツが2チーム、台湾、フランス、イギリス、カナダ、ベルギーが1チームずつとなっています。

UCIプロチームのロードバイク一覧

2021年のUCIプロチーム19チームが使用しているロードバイクは次の通りです。

アルファベット順です。

No.チーム名国名ロードバイク
ALPECIN-FENIX
チームWebサイト
ベルギーCANYON(ドイツ)
ANDRONI GIOCATTOLI -
SIDERMEC
チームWebサイト
イタリアBOTTECCHIA(イタリア)
B&B HOTELS P/B KTM
チームWebサイト
フランスKTM(オーストリア)
BARDIANI CSF FAIZANE'
チームWebサイト
イタリアCIPOLLINI(イタリア)
BINGOAL PAUWELS
SAUCES WB
チームWebサイト
ベルギーDE ROSA(イタリア)
BURGOS-BH
チームWebサイト
スペインBH BIKES(スペイン)
CAJA RURAL-SEGUROS RGA
チームWebサイト
スペインGUERCIOTTI(イタリア)
DELKO
チームWebサイト
フランスLOOK(フランス)
EOLO-KOMETA CYCLING TEAM
チームWebサイト
イタリアAURUM(スペイン)
10EQUIPO KERN PHARMA
チームWebサイト
スペインGIANT(台湾)
11EUSKALTEL - EUSKADI
チームWebサイト
スペインORBEA(スペイン)
12GAZPROM-RUSVELO
チームWebサイト
ロシアCOLNAGO(イタリア)
13RALLY CYCLING
チームWebサイト
アメリカFELT(アメリカ)
14SPORT VLAANDEREN -
BALOISE
チームWebサイト
ベルギーEDDY MERCKX(ベルギー)
15TEAM ARKEA - SAMSIC
チームWebサイト
フランスCANYON(ドイツ)
16TEAM NOVO NORDISK
チームWebサイト
アメリカCOLNAGO(イタリア)
17TOTALENERGIES
チームWebサイト
フランスWILIER(イタリア)
18UNO - X PRO CYCLING TEAM
チームWebサイト
ノルウェーDARE(台湾)
19VINI ZABU'
チームWebサイト
イタリアCORRATEC(ドイツ)

19チーム中、イタリアのロードバイクを使用しているのが7チーム、ドイツとスペインが3チーム、台湾が2チーム、オーストリア、フランス、アメリカ、ベルギーが1チームずつとなっています。

UCIコンチネンタルチームのロードバイク一覧(日本チームのみ)

2021年のUCIコンチネンタルチームは162チームありますが、次の理由から全てのチームのロードバイクを紹介するのは諦めます。

  • Webサイトが発見できない、またはWebサイトのタイムリーな運営がなされておらず、正確な情報を入手できないチームがある。

20-30チーム調査したところ、基本的には有名メーカーのロードバイクを使用していそうです。

日本の8チームに関しては確かな情報を提供できそうなので紹介します。

アルファベット順です。

No.チーム名国名ロードバイク
AISAN RACING TEAM
愛三工業レーシングチーム
日本FUJI(アメリカ)
KINAN CYCLING TEAM
キナンサイクリングチーム
日本YONEX(日本)
MATRIX POWERTAG
マトリックスパワータグ
日本TIME(フランス)
NASU BLASEN
那須ブラーゼン
日本DEVEL(フィリピン)
SHIMANO RACING TEAM
シマノレーシング
日本GIANT(台湾)
TEAM BRIDGESTONE CYCLING
チームブリジストンサイクリング
日本BRIDGESTONE(日本)
TEAM UKYO SAGAMIHARA
チーム右京相模原
日本FACTOR(イギリス)
UTSUNOMIYA BLITZEN
宇都宮ブリッツェン
日本MERIDA(台湾)

世界的には超有名とは言えないロードバイクメーカーが入ってきましたね。

ロードバイクメーカーの一覧(国別)

ロードバイクメーカーの一覧 - 国別(98-4)

先ほどはUCIチーム別にロードバイクメーカーを紹介しましたが、ここでは国別により詳しく紹介します。

先ほど名前が挙がったロードバイクメーカーは35社で国別の内訳は次の通りです。

イタリア強しです。

国名ロードバイクメーカー
イタリア8社
アメリカ5社
スペイン3社
台湾3社
ドイツ3社
フランス3社
スイス2社
日本2社
ベルギー2社
イギリス1社
オーストリア1社
カナダ1社
フィリピン1社
合計35社

メーカー数の多い国順に紹介します。

イタリア

イタリアのロードバイクメーカー8社は次の通りです(アルファベット順)。

  • BIANCHI(ビアンキ)
  • BOTTECCHIA(ボッテキア)
  • CIPOLLINI(チポッリーニ)
  • COLNAGO(コルナゴ)
  • DE ROSA(デローザ)
  • GUERCIOTTI(グエルチョッティ)
  • PINARELLO(ピナレロ)
  • WILIER(ウィリエール)

BIANCHI(ビアンキ)

ロードバイクメーカーの一覧 - BANCHI(ビアンキ)(98-5)

創業1885年
提供先TEAM BIKEEXCHANGE(UCIワールドチーム)
Webサイトhttps://www.japan.bianchi.com
日本での取り扱いサイクルヨーロッパジャパン

1885年の創業です。

ミラノに小さな自転車店を開いたことから始まります。

特徴的なカラーであるチェレステで有名なメーカーですね。

販売店が多く、実際に乗っている人も多いので、自転車にちょっとでも興味のある人は知っていることでしょう。

日本での取り扱いはサイクルヨーロッパジャパンになります。

世界60カ国以上で自転車の販売を行っている「サイクルヨーロッパグループ」の日本法人です。

BOTTECCHIA(ボッテキア)

ロードバイクメーカーの一覧 - BOTTECCHIA(ボッテキア)(98-6)

創業1926年
提供先ANDRONI GIOCATTOLI - SIDERMEC(UCIプロチーム)
Webサイトhttp://www.bottecchia-bikes.jp
日本での取り扱いグローブライド

1926年の創業です。

1924年のツール・ド・フランスで初のイタリア人チャンピオンになったボッテキアの名を冠すバイクブランドです。

ボッテキアにオリジナルのバイクを提供した会社がのちにボッテキアブランドを立ち上げたようです。

日本での取り扱いはグローブライドになります。

グローブライドは、後ほど紹介するCORRATEC(ドイツ)も取り扱っています。

CIPOLLINI(チポッリーニ)

ロードバイクメーカーの一覧 - CIPOLLINI(チポッリーニ)(98-7)

創業2011年
提供先BARDIANI CSF FAIZANE'(UCIプロチーム)
Webサイトhttp://www.cipollini.jp
日本での取り扱いワイ・インターナショナル

2011年の創業です。

ジロ・デ・イタリアでは歴代最多のステージ優勝を果たしているイタリア人ロードレーサーであるマリオ・チポッリーニが創業者です。

日本での取り扱いはワイ・インターナショナルになります。

ワイズロードでの取扱いということですね。

COLNAGO(コルナゴ)

ロードバイクメーカーの一覧 - COLNAGO(コルナゴ)(98-8)

創業1954年
提供先UAE TEAM EMIRATES(UCIワールドチーム)
GAZPROM-RUSVELO(UCIプロチーム)
TEAM NOVO NORDISK(UCIプロチーム)
Webサイトhttps://www.colnago.co.jp
日本での取り扱いアキボウ

ミラノ近郊の都市で1954年に創業しました。

数々の世界チャンピオンが愛用してきたロードバイクがコルナゴです。

UCIワールドチーム、UCIプロチームの合計38チームのうち、3チームにロードバイクを提供しています。

同じく3チームに提供しているメーカーは、後ほど紹介するCANYON(ドイツ)だけです。

日本での取り扱いはアキボウになります。

アキボウは、FUJI(アメリカ)も取り扱っています。

DE ROSA(デローザ)

ロードバイクメーカーの一覧 - DE ROSA(デローザ)(98-9)
創業1953年
提供先COFIDIS(UCIワールドチーム)
BINGOAL PAUWELS SAUCES WB(UCIプロチーム)
Webサイトhttps://www.derosa.jp
日本での取り扱い日直商会

1953年の創業です。

デローザはフレームビルダーとしてだけでなく、チームのメカニックとしても活躍していたようです。

ハートマークは賛否両論ありますが、好きな人は大好きでしょう。

日本での取り扱いは日直商会になります。

GUERCIOTTI(グエルチョッティ)

ロードバイクメーカーの一覧 - GUERCIOTTI(グエルチョッティ)(98-10)

創業1964年
提供先CAJA RURAL-SEGUROS RGA(UCIプロチーム)
Webサイトhttps://www.guerciotti.it/en/
日本での取り扱い不明(2020年までミズタニ自転車)

1964年にミラノで創業しました。

日本での取り扱いはミズタニ自転車でしたが、2020年に日本国内における代理店契約を終了しています。

少し調査しましたが、現在の状況は不明です。

PINARELLO(ピナレロ)

ロードバイクメーカーの一覧 - PINARELLO(ピナレロ)(98-11)
創業1953年
提供先INEOS GRENADIERS(UCIワールドチーム)
Webサイトhttps://www.riogrande.co.jp/pinarello_opera/
日本での取り扱いピナレロジャパン/カワシマサイクルサプライ

1953年の創業です。

1988年に初めてツールを制覇し、有名ブランドになります。

ここ10年間では最も有名なロードバイクメーカーの1つと言って良いでしょう。

日本でもしょっちゅう見かけますね。

日本での取り扱いはピナレロジャパン/カワシマサイクルサプライになります。

ピナレロジャパンの所在地とカワシマサイクルサプライの所在地が同じ。

WILIER(ウィリエール)

ロードバイクメーカーの一覧 - WILIER(ウィリエール)(98-12)
創業1906年
提供先ASTANA - PREMIER TECH(UCIワールドチーム)
TOTALENERGIES(UCIプロチーム)
Webサイトhttp://www.wilier.jp
日本での取り扱い服部産業

1906年にベネチア郊外で創業しました。

1948年にジロ・デ・イタリアを制覇したことで有名となります。

日本での取り扱いは服部産業になります。

その他

イタリアは自転車天国で、皆が知っているロードバイクメーカーが他にもたくさんあります。

BASSO、CARRERA、CHINELLI、GIOS、KUOTA、MASI等は多くの人が知っているのではないでしょうか。

他にもまだまだあります。

アメリカ

アメリカのロードバイクメーカー5社は次の通りです(アルファベット順)。

  • CANNONDALE(キャノンデール)
  • FELT(フェルト)
  • FUJI(フジ)
  • SPECIALIZED(スペシャライズド)
  • TREK(トレック)

CANNONDALE(キャノンデール)

ロードバイクメーカーの一覧 - CANNONDALE(キャノンデール)(98-13)
創業1971年
提供先EF EDUCATION - NIPPO(UCIワールドチーム)
Webサイトhttps://www.cannondale.com/ja-jp
日本での取り扱いキャノンデール・ジャパン

1971年の創業です。

独特の形をしたLEFTYや独自のアルミのCAADを知っている人も多いことでしょう。

日本人に大人気のブランドですね。

日本での取り扱いはキャノンデール・ジャパンになります。

CANNONDALEと聞くと、サックス奏者のCANNONBALL ADDERLEYを連想してしまうのは私だけでしょうか。

FELT(フェルト)

ロードバイクメーカーの一覧 - FELT(フェルト)(98-17)
創業1991年
提供先SPORT VLAANDEREN - BALOISE(UCIプロチーム)
Webサイトhttps://www.riteway-jp.com/bicycle/felt/
日本での取り扱いライトウェイプロダクツジャパン

1991年にカリフォルニアで創業しています。

比較的、新しいメーカーですが、近年グランツールで成績を残し、徐々に認知度が高まっています。

スピードこそがFELTのDNAとしており、速さを追及しているようです。

日本での取り扱いはライトウェイプロダクツジャパンになります。

FUJI(フジ)

ロードバイクメーカーの一覧 - FUJI(フジ)(98-14)

創業1899年
提供先AISAN RACING TEAM(UCIコンチネンタルチーム)
Webサイトhttps://www.fujibikes.jp
日本での取り扱いアキボウ

1899年の創業です。

1906年にイギリスのラーヂ自転車の輸入を手掛け、1928年に商標「ラーヂ」を「富士」に改称しています。

のちにアメリカ企業の傘下となります。

日本での取り扱いはアキボウになります。

アキボウは、COLNAGO(イタリア)も取り扱っています。

SPECIALIZED(スペシャライズド)

ロードバイクメーカーの一覧 - SPECIALIZED(スペシャライズド)(98-15)

創業1974年
提供先BORA - HANSGROHE(UCIワールドチーム)
DECEUNINCK - QUICK-STEP(UCIワールドチーム)
Webサイトhttps://www.specialized.com/jp/ja
日本での取り扱いスペシャライズド・ジャパン

1974年の創業です。

CANNONDALEと同様、歴史はそんなに古くはないですが、知名度は抜群です。

2000年前半に経営難となり、もともと生産委託をしていたMERIDAの資本が入っています。

日本での取り扱いはスペシャライズド・ジャパンになります。

TREK(トレック)

ロードバイクメーカーの一覧 - TREK(トレック)(98-16)
創業1976年
提供先TREK - SEGAFREDO(UCIワールドチーム)
Webサイトhttps://www.trekbikes.com/jp/ja_JP/
日本での取り扱いトレック・ジャパン

1976年の創業です。

アメリカの3大自転車メーカーとして知られているCANNONDALE、SPECIALIZED、TREKですが、全て1970年代の創業なんですね。

TREKと言えば、ランス・アームストロングを思い出します。

宇宙飛行士のニール・アームストロングではないですよ。

ツール・ド・フランスを7連覇していましたが、ドーピング問題で記録が剥奪されていますね。

日本での取り扱いはトレック・ジャパンになります。

その他

アメリカにも無数の自転車メーカーがありますが、グランツール向けという意味では紹介したメーカーが主だったところです。

スペイン

スペインのロードバイクメーカー3社は次の通りです(アルファベット順)。

  • AURUM(オーラム)
  • BH BIKES(ビーエイチバイクス)
  • ORBEA(オルベア)

AURUM(オーラム)

ロードバイクメーカーの一覧 - AURUM(オーラム)(98-18)

創業2020年
提供先EOLO-KOMETA CYCLING TEAM(UCIプロチーム)
Webサイトhttps://aurumbikes.com
日本での取り扱い不明

2020年の創業です。

グランツールで活躍した2人、コンタドールとバッソで新たに立ち上げたブランドになります。

現在はMAGMAという1種類のみですが、今後、車種を増やす計画のようです。

日本での取り扱いは不明です。

個人的に輸入しないと入手できない状況かもしれません。

BH BIKES(ビーエイチバイクス)

ロードバイクメーカーの一覧 - BH BIKES(ビーエイチバイクス)(98-19)

創業1909年
提供先BURGOS-BH(UCIプロチーム)
Webサイトhttps://corridore.co.jp/course/bh-bikes/
日本での取り扱いコリドーレ

1909年の創業です。

1935年の第1回プエルタ・ア・エスパーニャで優勝したのがBHチームのベルギー人フスターフ・デロールです。

日本での取り扱いはコリドーレになります。

ORBEA(オルベア)

ロードバイクメーカーの一覧 - ORBEA(オルベア)(98-20)

創業1840年
提供先EUSKALTEL - EUSKADI(UCIプロチーム)
Webサイトhttps://www.orbea.com/jp-ja/#featured/1
日本での取り扱いサイクルクリエーション

1840年に創業し、1920年に自転車製造を開始しています。

1985年にプエルタ・ア・エスパーニャで優勝したのがオルベアと契約していたペドロ・デルガドです。

今ではスペイン最大の自転車メーカーとなっています。

個人的にもスペインのロードバイクといえば、ORBEAを思い浮かべますね。

日本での取り扱いはサイクルクリエーションになります。

台湾

台湾のロードバイクメーカー3社は次の通りです(アルファベット順)。

  • DARE(ディア)
  • GIANT(ジャイアント)
  • MERIDA(メリダ)

DARE(ディアー)

ロードバイクメーカーの一覧 - DARE(ディアー)(98-23)
創業2008年
提供先UNO - X PRO CYCLING TEAM(UCIプロチーム)
Webサイトhttps://www.dare-bikes.com/en
日本での取り扱い塩野自転車(?)

2008年の創業です。

最初の軽量ロードバイクMR1を発表したのが2013年、プロチームへの車体提供が2019年と比較的新しいメーカーになります。

日本での取り扱いは塩野自転車でしょうか。

現在の塩野自転車のWebサイトのブランドリストにDAREの記載がないので、詳細は不明です。

GIANT(ジャイアント)

ロードバイクメーカーの一覧 - GIANT(ジャイアント)(98-21)

創業1972年
提供先EQUIPO KERN PHARMA(UCIプロチーム)
SHIMANO RACING TEAM(UCIコンチネンタルチーム)
Webサイトhttps://www.giant.co.jp/giant21/
日本での取り扱いジャイアント

1972年に創業し、当初はOEM生産をしていましたが、1981年に自社ブランドであるGIANTを立ち上げました。

マウンテンバイクで世界に認められ、のちにロードバイクでも認められる存在となっています。

世界最大規模の自転車メーカーの1つで、良心的な価格設定から日本でもよく見かけますね。

日本での取り扱いはジャイアントになります。

MERIDA(メリダ)

ロードバイクメーカーの一覧 - MERIDA(メリダ)(98-22)

創業1972年
提供先BAHRAIN VICTORIOUS(UCIワールドチーム)
UTSUNOMIYA BLITZEN(UCIコンチネンタルチーム)
Webサイトhttps://www.merida.jp
日本での取り扱いメリダジャパン

1972年に創業し、1988年にMERIDAブランドを立ち上げました。

R&Dセンターはドイツにあり、ドイツのエンジニアと台湾のクラフトマンシップが融合した製造方法によりバイクを量産しています。

GIANTに次ぐ台湾第2の自転車メーカーです。

伊豆に世界最大級の自転車施設であるMERDIA X BASEがあり、そこで日本取扱いの全ての車種のレンタルが可能です。

私は行ってないのですが、実施に訪れた友人は訪問に満足していましたね。

日本での取り扱いはメリダジャパンになります。

ドイツ

ドイツのロードバイクメーカー3社は次の通りです(アルファベット順)。

  • CANYON(キャニオン)
  • CORRATEC(コラテック)
  • CUBE(キューブ)

CANYON(キャニオン)

ロードバイクメーカーの一覧 - CANYON(キャニオン)(98-25)
創業1996年
提供先MOVISTAR TEAM(UCIワールドチーム)
ALPECIN-FENIX(UCIプロチーム)
TEAM ARKEA - SAMSIC(UCIプロチーム)
Webサイトhttps://www.canyon.com/ja-jp/
日本での取り扱いキャニオン

1996年の創業です。

代理店や小売店を置かず、メーカー直接販売のため、高性能な自転車を適正価格で入手できます。

UCIワールドチーム、UCIプロチームの合計38チームのうち、3チームにロードバイクを提供しています。

同じく3チームに提供しているメーカーは、既に紹介したCANNONDALE(アメリカ)だけ。

日本での取り扱いはキャニオンになります。

CORRATEC(コラテック)

ロードバイクメーカーの一覧 - CORRATEC(コラテック)(98-24)

創業1990年
提供先VINI ZABU'(UCIプロチーム)
Webサイトhttp://www.corratec-bikes.jp
日本での取り扱いグローブライド

1990年の創業です。

GERMAN DESIGN & ENGINEERINGをアピールしているメーカーです。

Japan Assemblyとなっているロードバイクのモデルは、堺市(大阪府)の専門工房「株式会社ワコー」で組み立てています。

フレーム、コンポーネント、ハンドルバー、ステム、バーテープを選んで注文できるようです。

日本での取り扱いはグローブライドになります。

グローブライドは、既に紹介したBOTTECCHIA(イタリア)も取り扱っています。

CUBE(キューブ)

ロードバイクメーカーの一覧 - CUBE(キューブ)(98-26)

創業1993年
提供先INTERMARCHÉ - WANTY - GOBERT MATÉRIAUX(UCIワールドチーム)
Webサイトhttp://cubebikes.jp
日本での取り扱い塩野自転車

1993年の創業です。

創業30年程度ですが、既にUCIワールドチームに車体を提供しているので、性能の高いロードバイクを製造する技術力があるのでしょう。

私がよく走るサイクリングロードでは、まだCUBEを見たことがありません。

日本での取り扱いは塩野自転車になります。

フランス

フランスのロードバイクメーカー3社は次の通りです(アルファベット順)。

  • LAPIERRE(ラピエール)
  • LOOK(ルック)
  • TIME(タイム)

LAPIERRE(ラピエール)

ロードバイクメーカーの一覧 - LAPIERRE(ラピエール)(98-27)

創業1946年
提供先GROUPAMA - FDJ(UCIワールドチーム)
Webサイトhttp://www.eastwood.co.jp/lineup/lapierre/
日本での取り扱い東商会

1946年の創業です。

有名メーカーであり、ツール・ド・フランス等の大会で数々の賞を取っています。

日本での取り扱いは東商会になります。

東商会は、後ほど紹介するCERVÉLO(カナダ)も取り扱っています。

LOOK(ルック)

ロードバイクメーカーの一覧 - LOOK(ルック)(98-28)

創業1951年
提供先DELKO(UCIプロチーム)
Webサイトhttps://www.eurosports.co.jp/index.html
日本での取り扱いユーロスポーツインテグレーション

1951年の創業です。当初は、スキー用品を扱っていましたが、1983年に自転車業界に参入しています。

1984年にスキー用品での経験を生かしたビンディングペダルをリリースし、ペダルの有名メーカーとなっています。

もちろんフレームも有名ですよ。

多くの人が憧れるメーカーですね。

日本での取り扱いはユーロスポーツインテグレーションになります。

TIME(タイム)

ロードバイクメーカーの一覧 - TIME(タイム)(98-29)

創業1987年
提供先MATRIX POWERTAG(UCIコンチネンタルチーム)
Webサイトhttps://www.podium.co.jp/brands/time
日本での取り扱いポディウム

1987年の創業です。

理想的なペダルを開発するために立ち上げた会社のようです。

カーボンフレームで有名ですが、現在はUCIワールドチームやUCIプロチームへのフレーム提供はありません。

しかし、LOOKと共に多くの人が憧れるメーカーの1つです。

日本での取り扱いはポディウムになります。

スイス

スイスのロードバイクメーカー2社は次の通りです(アルファベット順)。

  • BMC(ビーエムシー)
  • SCOTT(スコット)

BMC(ビーエムシー)

ロードバイクメーカーの一覧 - BMC(ビーエムシー)(98-30)

創業1986年
提供先AG2R CITROEN TEAM(UCIワールドチーム)
TEAM QHUBEKA NEXTHASH(UCIワールドチーム)
Webサイトhttps://e-ftb.co.jp/bmc/
日本での取り扱いフタバ商店

1986年の創業です。

ラレーの輸入代理店から始まり、1994にスポーツバイクの製造を開始しました。

2011年にツール・ド・フランスで総合優勝を果たしています。

現在もUCIワールドチームの2チームにロードバイクを提供しています。

日本での取り扱いはフタバ商店になります。

SCOTT(スコット)

ロードバイクメーカーの一覧 - SCOTT(スコット)(98-31)

創業1958年
提供先TEAM DSM(UCIワールドチーム)
Webサイトhttps://www.scott-japan.com
日本での取り扱いスコットジャパン

1958年の創業です。

スキーのストック製造から始まり、のちに自転車製造を開始します。

現在でもスキー用品としての方が有名のようです。

世界で初めて1kgを下回るフレームの開発に成功し、その後、軽量ロードバイクをリリースしています。

日本での取り扱いはスコットジャパンになります。

日本

日本のロードバイクメーカー2社は次の通りです(アルファベット順)。

  • BRIDGESTONE(ブリジストン)
  • YONEX(ヨネックス)

BRIDGESTONE(ブリヂストン)

ロードバイクメーカーの一覧 - BRIDGESTONE(ブリジストン)(98-32)

創業1949年
提供先TEAM BRIDGESTONE CYCLING(UCIコンチネンタルチーム)
Webサイトhttps://www.bscycle.co.jp/anchor/
日本での取り扱いブリヂストンサイクル

1949年にブリヂストンタイヤ株式会社より分離独立する形で創業しました。

世界のトップメーカーとは言えないかもしれませんが、高品質のロードバイクをリリースしています。

日本での取り扱いはブリヂストンサイクルになります。

YONEX(ヨネックス)

ロードバイクメーカーの一覧 - YONEX(ヨネックス)(98-33)

創業1946年
提供先KINAN CYCLING TEAM(UCIコンチネンタルチーム)
Webサイトhttps://www.yonex.co.jp/roadbike/
日本での取り扱いヨネックス

1946年の創業です。

他のスポーツ用品で培ってきたカーボン技術を活用し、2014年にカーボンフレームを開発しました。

現在は全ての車種が高級カーボンモデルとなっています。

徐々に車種が増えてきているので、UCIワールドチームかUCIプロチームにフレームの提供が決まれば、世界的に注目されるでしょう。

日本での取り扱いはヨネックスになります。

ベルギー

ベルギーのロードバイクメーカー2社は次の通りです(アルファベット順)。

  • EDDY MERCKX(エディメルクス)
  • RIDLEY(リドレー)

EDDY MERCKX(エディメルクス)

ロードバイクメーカーの一覧 - EDDY MERCKX(エディメルクス)(98-34)

創業1980年
提供先SPORT VLAANDEREN - BALOISE(UCIプロチーム)
Webサイトhttp://fukaya-nagoya.co.jp/management/make/eddymerckx/
日本での取り扱いフカヤ

ロードレーサーとして超有名なエディメルクスが1980年の創業しました。

ツール・ド・フランス総合優勝5回、ジロ・デ・イタリア総合優勝5回、プエルタ・ア・エスパーニャ総合優勝1回を成し遂げています。

現役引退後に既に紹介したDE ROSA(イタリア)で修行したのちに創業したようです。

日本での取り扱いはフカヤになります。

RIDLEY(リドレー)

ロードバイクメーカーの一覧 - RIDLEY(リドレー)(98-35)

創業1997年
提供先LOTTO SOUDAL(UCIワールドチーム)
Webサイトhttps://ridley-bikes.jp
日本での取り扱いミズタニ自転車

フレーム塗装や組み立ての下請けを経て、1997年にRIDLEYブランドを立ち上げています。

2005年にトップチームにバイク提供を始め、短い期間で世界のトップブランドの1つとなっています。

日本での取り扱いはミズタニ自転車になります。

イギリス

イギリスのロードバイクメーカー1社は次の通りです。

  • FACTOR(ファクター)

FACTOR(ファクター)

ロードバイクメーカーの一覧 - FACTOR(ファクター)(98-36)

創業2007年
提供先ISRAEL START-UP NATION(UCIワールドチーム)
TEAM UKYO SAGAMIHARA(UCIコンチネンタルチーム)
Webサイトhttps://www.trisports.jp/brand/factor/
日本での取り扱いトライスポーツ

2007年にレーシングカー等のエンジニアリング会社であるbf1systemsから誕生しています。

TEAM UKYOに車体を提供していますが、F1での繋がりがあったんですかね?

今注目のメーカーの1つと言えるでしょう。

日本での取り扱いはトライスポーツになります。

オーストリア

オーストリアのロードバイクメーカー1社は次の通りです。

  • KTM(ケイティーエム)

KTM(ケイティーエム)

ロードバイクメーカーの一覧 - KTM(ケーティーエム)(98-37)

創業1938年
提供先B&B HOTELS P/B KTM(UCIプロチーム)
Webサイトhttps://www.ktm-bikes.at
日本での取り扱い不明

1938年の創業です。

1950年代にモーターサイクルの製造を開始し、最初に自転車を製造したのは1964年です。

別会社になっているようです。

私は日本でKTMの自転車を見たことはないですねぇ。

日本での取り扱いは不明です。

以前は和田商会が取り扱っていたようでです。

カナダ

カナダのロードバイクメーカー1社は次の通りです。

  • CERVÉLO(サーヴェロ)

CERVÉLO(サーヴェロ)

ロードバイクメーカーの一覧 - Cervelo(サーヴェロ)(98-38)

創業1995年
提供先JUMBO-VISMA(UCIワールドチーム)
Webサイトhttp://www.eastwood.co.jp/lineup/cervelo/
日本での取り扱い東商会

1995年の創業です。

厳しい自社基準を設けているメーカーのようです。

成り立ちからタイムトライアル用のバイクに強みがあります。

日本での取り扱いは東商会になります。

東商会は、既に紹介したLAPIERRE(フランス)も取り扱っています。

フィリピン

フィリピンのロードバイクメーカー1社は次の通りです。

  • DEVEL(デベル)

DEVEL(デベル)

ロードバイクメーカーの一覧 - DEVEL(デベル)(98-39)

創業2019年
提供先NASU BLASEN(UCIコンチネンタルチーム)
Webサイトhttps://sites.google.com/view/develprojectjapan-pre/ホーム?authuser=0
日本での取り扱いDEVEL PROJECT JAPAN

詳細が不明ですが、2019年からバイクを販売しているようです。

日本のUCIコンチネンタルチームを紹介したために、紹介することとなったメーカーですね。

まだ謎が多いですが、UCIコンチネンタルチーム3チームにロードバイクを提供しているようです。

日本での取り扱いはDEVEL PRJECT JAPANになります。

Webサイトのクオリティが高額商品を販売するレベルに達していない気がしますね・・・。

まとめ

ロードバイクメーカーの一覧 - まとめ(98-40)

最後にまとめます。

まとめ
  • UCIの46チーム(UCIワールドが19チーム、UCIプロが19チーム、UCIコンチネンタル(日本のみ)が8チーム)にロードバイクを提供しているメーカーは35社
  • メーカー35社の国別内訳は、イタリア8社、アメリカ5社、スペイン、台湾、ドイツ、フランスが3社ずつ、スイス、日本、ベルギーが2社、イギリス、オーストリア、カナダ、フィリピンが1社。

いかがでしょうか。

世界トップレベルのロードバイクメーカーを知ることができたのではないでしょうか。

実は他にも多くの有名メーカーがあります。

今回、紹介したUCIの各チームにバイクを提供していない有名メーカーも数多くあります。

そのため、UCI認証を得ているロードバイクのフレームに関する記事も用意する予定です。

UCI認証を得ているものは数百あるので、認証数、知名度、近年の勢い等を踏まえて数十社抽出する予定です。

ロードバイクが欲しい人に少しでも参考になったのであれば嬉しいです。

なお、主に今回紹介したロードバイクメーカーの中から完成車で20万円未満のロードバイクを65モデル紹介する記事を用意していますので、気になる方はぜひご覧になってください。

【20万円以下のロードバイク】有名メーカー15社の65選を紹介!
有名メーカー15社のロードバイクを65モデル(20万円以下)紹介します。新しくロードバイクを入手したいけど、無名メーカーのものは嫌だという方におすすめの記事です。