【オフィスチェアの選び方】メーカー、価格、機能の3要素を要検討!

オフィスチェアの選び方 - アイキャッチ(109-1)未分類

どうも、オフィスチェア選びに失敗し、改めて購入したgordito(ゴルディート)です。

  • オフィスチェアの選び方を知りたい。
  • オフィスチェアの有名メーカーを知りたい。

このような疑問や悩みを少しでも解決できる記事になっています。

なぜなら、オフィスチェア選びに失敗したのち、自分なりによく調査して新たなオフィスチェアを購入した私がオフィスチェアの選び方を紹介するからです。

記事を読み終えると、オフィスチェアの選び方がわかると共に、実際に調査すべきオフィスチェアの有名メーカーが理解できます。

オフィスチェアの選び方 - 3要素

オフィスチェアの選び方-3要素(メーカー、価格、機能)(109-2)

オフィスチェア選びで検討すべき項目は次の3つです。

  • メーカー
  • 価格
  • 機能

メーカー

オフィスチェア選びで検討すべき項目の1つが「メーカー」です。

無名メーカーのチェアを購入し、失敗した経験があるので、個人的には有名メーカーをおすすめします。

その理由は次の通りです。

  • 品質が担保される
  • 所有欲が満たされる
品質が担保される

無名メーカーと比較すると、有名メーカーの方が高品質のオフィスチェアを販売している可能性が高いです。

というのも、有名メーカーのオフィスチェアの方がより厳格なテストを実施し、品質管理がしっかりしているからです。

JIS(日本)、BIFMA(米国)、EN(欧州)等に基づいたテスト(座面、背もたれ、シリンダー、キャスター等)を実施していたりします。

一方、無名メーカーのオフィスチェアは有名メーカーと見た目は似ていたりしますが、どのようなテストを実施しているかは不明です。

独自に厳しいテストをしている可能性もありますが、販売価格から考えて、厳格なチェックをして世に送り出すことは難しいでしょう。

実際、私がネット通販で購入した無名メーカーのオフィスチェアは何ヶ月も座っていないのに座面がぺちゃんこになってしまいました。

おそらく、その無名メーカーはJIS基準等の場合に行うような通常負荷テスト、耐久性テスト等も行わず、販売しているのだと思います。

高品質を求めるなら有名メーカーのオフィスチェアの方が望ましいでしょう。

絶対条件ではないですが、JOIFA(日本オフィス家具協会)加盟か否かもメーカー選びの際に検討してみてください。

所有欲が満たされる

有名メーカーのオフィスチェアの方が所有欲が満たされる可能性が高いです。

愛着が生まれ、大切に使うようになります。

不満があったことも一因ですが、私は無名メーカーのオフィスチェアを購入したものの、すぐに有名メーカーのものが欲しくなってしまいました。

多くの人がこれまでの人生で「安物買いの銭失い」を経験していると思います。

オフィスチェアは買い替えが面倒なので、すぐに買い替えが必要にならないよう有名メーカーのものを購入した方が無難です。

ご自身の所有欲を満たしてあげましょう。

主要な有名メーカー7社

品質の担保、所有欲の充足のためには有名メーカーのオフィスチェアが良いと紹介しましたが、どのような有名メーカーがあるのでしょうか。

ここでは主要な有名メーカーを7社紹介します。

  • オカムラ(okamura)
  • コクヨ(KOKUYO)
  • イトーキ(ITOKI)
  • 内田洋行(UCHIDA)
  • ハーマンミラー(HermanMiller)
  • スチールケース(Steelcase)
  • エルゴヒューマン(Ergohuman)
オカムラ(okamura)
オカムラ(okamura)(109-3)

国内のオフィス家具4大メーカーの1つです。

4大メーカーの中でもオフィスチェアとしては最も有名でしょう。

コンテッサ セコンダ(Contessa Seconda)を筆頭に数多くのオフィスチェアを展開しています。

取り扱っているお店も多いので、試座(試しに座る)しやすいの良いですね。

有名な商品をいくつか紹介します。

●コンテッサ セコンダ(Contessa Seconda)-20万円前後

サイズ:幅65-70.2x奥62-67x高さ117-127cm/座面高さ42-52cm/肘高さ59-79cm/脚サイズ:幅56x奥56cm

フラッグシップモデルのコンテッサ セコンダ(Contessa Seconda)がオカムラのオフィスチェアとしては最も有名ですね。

セコンダ(イタリア語。英語ではセカンド)となっている通り、初代コンテッサの発売から約20年も経つロングセラー商品です。

日本を代表するオフィスチェアと言って良いでしょう。

●バロン(Baron)-15万円前後

コンテッサ セコンダ(Contessa Seconda)と同様、ジウジアーロ・デザイン(イタリア)とオカムラのコラボーレーションで生まれたバロン(Baron)も人気があります。

コンテッサ セコンダ(Contessa Seconda)より一回り小さめの商品になります。

●シルフィー(Sylphy)-10万円前後

シルフィー(Sylphy)は「バックカーブアジャスト機構」を備え、背もたれのカーブを人によって変えることができるモデルです。

前傾にすることが可能なモデルであるため、文字を書く作業が多い方にも向いていますね。

●その他

背もたれの出っ張りが特徴的なフィノラ(Finora)、独特なリングフレーム構造をしているサブリナ(Sabrina)等、豊富なラインナップを揃えています。

コクヨ(KOKUYO)
コクヨ(KOKUYO)(109-4)

国内のオフィス家具4大メーカーの1つです。

個人向けの販売は強化していないのか、気になるオフィスチェアがあってもなかなか試すことができないのが難点です。

コクヨの楽天市場店、ペイペイモール店で簡単にオフィスチェアをネット購入できますが、試座できるお店が少ないです。

東京にはオフィスチェア等を試せるコーナーが品川にありますが、インスパイン(INSPINE)、エアフォート(AIRFORT)等のハイエンドモデルは体験できなさそうです(家具体験コーナー)。

実店舗に訪問していませんが、高級オフィスチェアのショップとして有名なワーカホリック(WORKAHOLIC)にはそれなりの種類がありそうですね。

ワーカホリック(WORKAHORIC)はコクヨの家具体験コーナーとは異なり、事前予約が必要です。

視座しにくいのはコクヨ(KOKUYO)に限ったことではないので、後ほどショールーム等を紹介します。

話しを戻し、いくつか商品を紹介します。

●インスパイン(INSPINE)-13万円〜

外寸法/幅68.5-69.5×奥行61-88×高さ114.5-123.5cm、座面寸法/幅50×奥行41-46cm、座面高さ/43.5-52.5cm

インスパイン(INSPINE)はコクヨのフラッグシップモデルになります。

座面の角度調整、ランバーサポート(ワイヤー)、可動肘等の機能にこだわり、現在のワークスタイルに対応した座り心地を実現したモデルです。

●エアフォート(AIRFORT)-9万円〜

外寸法/幅68×奥行57.5-84×高さ99-108cm、座面寸法/幅51×奥行42-47cm、座面高さ/42.5-51.5cm

ランバーサポートが空気を出し入れするタイプの珍しいモデルです。

座面クッションにスリットが入っており、放熱性に優れている点も珍しいですね。

イングing)-8万円〜

360°グライディングを特徴とし、体圧分散にも優れているモデルです。

360°グライディングが背骨のS字カーブを自然につくるため、ランバーサポートのないデザインとなっています。

●その他

ハイエンドモデルのベゼルBezel)、ペルビックアジャストサポートにより後傾姿勢と前傾姿勢の両方に対応した位置に背もたれを動かせるデュオラDuora)等、オカムラに劣らず種類は豊富です。

イトーキ(ITOKI)
イトーキ(ITOKI)(109-5)

国内のオフィス家具4大メーカーの1つです。

オカムラ、コクヨのようにオフィスチェアのラインナップは豊富です。

他の有名メーカーと比較して価格は抑えめです。

4大メーカーの高級オフィスチェアを初めて購入する場合には、真っ先に候補に上がるメーカーになるでしょう。

スピーナSpina)-15万円前後

サイズ/W65(脚:φ68)×D66.5×H119~130.5(138.5)cm(着席時の座位基準高:40~51.5cm、着席時の座前縁高:44~55.5cm)

スピーナ(Spina)はイトーキのフラッグシップモデルになります。

着座と同時に座面が沈み込みながら後方へスライドし、背もたれのランバー部が前方に迫り出す機構があり、身体をしっかりとサポートするようになっています。

フリップフラップFLIP FLAP)-13万円前後

折り紙の発想から生まれたモデルで、身体の動きに合わせて三次元的に折れ曲がる構造となっています。

アメリカ、ドイツ、香港等でデザイン賞を受賞しています。

サリダ YL9SALIDA YL9)-4万円前後

こちらはサリダチェアコレクションの中で最上級モデルになります。

お手頃価格であり、在宅チェアとしては人気商品です。

「家庭での使用を想定した商品」である旨、イトーキオンラインショップで明示されています。

●その他

フレームが姿勢によって形を変えるセクアチェアSequa)、腰部はしっかりとフィットし肩部は自由に動かせるフィット&フリーを採用したエフチェアf)等、様々なチェアを展開しています。

内田洋行(UCHIDA)
内田洋行(UCHIDA)(109-6)

国内のオフィス家具4大メーカーの1つです。

他の3メーカーと比較すると、オフィスチェアは一般消費者にはあまり知られていないと思います。

ホームセンター等で私は見たことがありません。

気になる商品はショールームで試すのが良いと思います。

●パルス(Pulse)-10万円前後

本体サイズ(単位mm):幅680×奥行605~665×高さ970~1100×シート高さ405~535

リンク先に表示されるモデルはAmazonと楽天市場で異なります。

北海道大学、北海道立心身障害相談所と共同開発したハイエンドモデルになります。

骨盤を立たせて姿勢を安定化させるための工夫がなされています。

ユニバーサルデザイン賞も受賞しています。

エルフィElfie)-5万円前後

パルス(Pulse)の設計思想をもとに新しく開発されたリクライニング機構や座面クッションにより、パルス(Pulse)の動作を実現したモデルです。

パルス(Pulse)よりリーズナブルな価格設定が嬉しいですね。

エージェイ チェア 2AJ CHAIR 2)-5万円前後

3次元的に伸縮するメッシュ構造のモデルです。

上部の肩まわりの開孔は大きくデザインし、腰回りは細かい開孔することで、姿勢変化への呼応と適切な支えを実現しています。

●その他

パルス(Pulse)に次ぐハイグレードモデルのセレッツァSellezza)、コストパフォーマンスに優れたシンプルモデルのカリッサ2CARISSA 2)などがあります。

ハーマンミラー(HermanMiller)
ハーマンミラー(Herman Miller)(109-7)

オフィスチェアと言えばハーマンミラー(HermanMiller)というぐらい言わずと知れた有名メーカーですね。

最高傑作と言われるアーロンチェア(Aeron Chair)を筆頭に、セイルチェア(Sayl Chairs)、ミラ2チェア(Mirra 2 Chairs)等、有名なモデルが複数あります。

いずれかのモデルは購入候補に上がる人は多いでしょう。

●アーロンチェア(Aeron Chair)-20万円前後

リンク先に表示されるモデルはAmazonと楽天市場で異なります。

良し悪しはともかくとして、最も有名な高級オフィスチェアと言って良いでしょう。

高級オフィスチェアを購入したい方の多くは、アーロンチェア(Aeron Chair)を試しに座ってみると思います。

高級品を扱う家具屋での取り扱いも多く、気軽に試せるので、ぜひ一度は座ったりしてみてください。

Aサイズ、Bサイズ、Cサイズとサイズ展開があります。

●セイルチェア(Sayl Chairs)-10万円前後

セイルチェア(Sayl Chairs)も人気モデルの1つです。

機能性だけでなく特徴的なデザインが好きな方が多いイメージです。

アーロンチェア(Aeron Chair)と比較すると手の届きやすい価格であることも人気の1つでしょう。

●ミラ2チェア(Mirra 2 Chairs)-15万円前後

座る人の動作に一体となって動くモデルがミラ2チェア(Mirra 2 Chairs)です。

アーロンチェア(Aeron Chair)、セイルチェア(Sayl Chairs)と比較すると知名度は落ちると思いますが、機能性、デザイン性ともに素晴らしいチェアです。

●その他

知名度、人気共に少し落ちるが、ユーザーには評判の良いエンボディチェアEmbody Chairs)、比較的体重が重めの人に向いていると言われているセラチェアCelle Chairs)等があります。

スチールケース(Steelcase)
スチールケース(Steelcase)(109-8)

スチールケース(Steelcase)はハーマンミラー(HermanMiller)と同様、アメリカ発のメーカーです。

日本における輸入オフィスチェアとしてはトップレベルに有名ですね。

●リープ(Leap)-15万円前後

スチールケース(Steelcase)といえば、リープ(Leap)を思い浮かべる人が多いくらい知名度のあるモデルです。

正直、パッと見た感じではフツーのオフィスチェアという感じですが、座るとフツーではないことがわかります。

背もたれや座面が良い感じに曲がってくれるんです。

デザインがもう少し良ければ、もっと人気が出るように思います。

●ジェスチャー(Gesture)-15万円前後

タブレット端末の普及等に伴う姿勢の変化に対応したモデルです。

リープ(Leap)より新しいハイエンドモデルですが、リープ(Leap)ほどの人気はなさそうです。

パッとしないデザインだからだと思うのは私だけでしょうか。

●シンク(Think)-10万円前後

幅724×奥行559~616×高さ947~1067mm、座面高さ / 420~547mm ※Steelcase公式(BIFMA基準測定値)、座面高さ / 458~576mm ※実測値(無負荷での測定)

背もたれの樹脂ワイヤーがしなやかに変形し、背中のラインに沿ってフィットするモデルです。

個人的にはリープ(Leap)やジェスチャー(Gesture)よりもデザイン性が高いと思っています。

●その他

リーズナブルでデザインも良いスチールケース・シリーズ・ワンSteelcase Series 1)、従来のメッシュチェアを凌ぐ究極な座り心地を実現したスチールケース・カーマンSteelcase Karman)等があります。

エルゴヒューマン(Ergohuman)
エルゴヒューマン(Ergohuman)(109-9)

2005年創業と、今回紹介した有名メーカーの中で最も新興のメーカーとなります。

創業から15年程度しか経っていませんが、オフィスチェアとしての知名度は抜群で販売数もトップレベルだと思います。

ちょっとした家具屋にも商品が置いてあるので、試座しやすく、価格設定も絶妙で、なおかつモデルが少なくて非常にわかりやすいです。

高級オフィスチェアの販売店として有名なワーカホリックWORKAHOLIC)においてもエルゴヒューマンが売れているらしく、人気の高さがわかりますね。

●エルゴヒューマン プロ(Ergohuman PRO)-10万円前後

サイズ:■幅750(最大)×奥行き720(最大)×高さ1150~1290 (床から座面までの高さ:460~550)mm ●キャスター:φ60mm

新品価格10万円程度で購入できる人気のオフィスチェアです。

多くの高級オフィスチェアに試座してきましたが、エルゴヒューマン プロ(Ergohuman PRO)の独立したランバーサポートは個人的に最も快適に感じました。

ランバーサポートだけに焦点を当てた場合です。

●エルゴヒューマン ベーシック(Ergohuman Basic)-9万円前後

サイズ:幅750(最大)×奥行き720(最大)×高さ1140~1280 (床から座面までの高さ:465~555(mm)(着座時:約44cm~53cm)キャスター:φ60mm

パッと見はエルゴヒューマン プロ(Ergohuman PRO)もエルゴヒューマン ベーシック(Ergohuman Basic)も変わりません。

しかし、次の通りエルゴヒューマン プロ(Ergohuman PRO)にしかない機能があります。

  • 前傾チルト機能
  • ロングタイプのヘッドレスト
  • アルミダイキャストフレーム(ヘッドレストの支柱までアルミ)

1万円程度しか差がないので、購入するならエルゴヒューマン プロ(Ergohuman PRO)の方が良さそうですね。

●エンジョイ(Enjoy)-8万円前後

サイズ: 幅67cm×奥行き66cm×高さ110~117cm (座面の高さ: 43~52cm)

エルゴヒューマンシリーズと同じ素材・部品を使用していますが、エンジョイ(Enjoy)はランバーサポートが独立していません。

エルゴヒューマン ベーシック(Ergohuman Basic)よりも更に価格が下がります。

その他

エルゴヒューマン プロ(Ergohuman PRO)にオットマンが内蔵されシリーズ最上位モデルとなるエルゴヒューマン プロ オットマン(Ergohuman PRO ottoman)、最新モデルのエルゴヒューマン スケート(Skate)などがあります。

その他の有名メーカー

その他にもスイスのヴィトラ(vitra)、ドイツのウィルクハーン(Wilkhahn)セダス(Sedus)、アメリカのノル(Knoll)ヘイワースHAWORTH)など無数の有名メーカーが存在します。

日本メーカーもまだまだあります。

調べ始まるとキリがないので、入手しやすいメーカーのものの中で選ぶのも1つです。

他の人とかぶりたくない場合、王道から外すのが良いでしょう。

価格

「価格」もオフィスチェア選びで検討すべき項目の1つです。

多くの人にとっては、最も重要な判断基準と言っても良いかもしれません。

オフィスチェアを購入する場合、財布との相談が必要です。

予算が豊富な人は新品を購入すると思います。

しかし、新品を購入するのは予算の少ない庶民にはちょっと躊躇する金額です。

というのも、先ほど紹介したオカムラ(okamura)のコンテッサ セコンダ(Contessa Seconda)、ハーマンミラー(HermanMiller)のアーロンチェア(Aeron Chair)、スチールケース(Steelcase)のリープ(Leap)等の新品価格は約20万円です。

20万円あれば、フルカーボンの105グレードの新品ロードバイクが買えてしまいます。

20万円以下のロードバイクを特集した記事で紹介しましたが、アメリカの人気メーカーであるキャノンデール(CANNONDALE)のSuperSix EVO Carbon 105というモデルはフルカーボン、105グレードのコンポがついて約20万円です。

私が若い頃に乗っていたHONDAの可愛いスクーター、ジョルノ(GIORNO)の新品価格も20万円程度です。

今まで家具屋で安めのデスクチェアを購入していた方々には、やはり高級チェアの価格は高く感じることでしょう。

しかし、幸い高級オフィスチェアは新品だけでなく、中古もそれなりに出回っています。

例えば、アーロンチェア(Aeron Chair)の新品価格は約20万円ですが、中古価格は10万円を下回るものもあります。

中古は1つ1つ製造年、モデル、機能、状態、流通量等が異なるので、単純比較は難しいです。

次のいずれかに該当するような場合、中古商品を探すのがおすすめです。

  • 少しでも安く購入したい。
  • 高級オフィスチェアが本当に素晴らしい座り心地を提供してくれるのか不安。
  • 複数の高級チェアを長期間使用したい。
  • 中古商品に抵抗がない。

ただし、新品でも5万円程度の場合や中古価格も新品価格とたいして変わらない場合には新品を購入するのが良いのかなと思います。

人気商品や中古があまり出回っていない商品の場合、中古でも価格があまり下がっていなかったりします。

個人的には、中古で購入するのであれば、実際に現物を確認することが大事だと思います。

中古のオフィスチェアは1つ1つ状態が異なり、写真だけではわからない傷や汚れがあるものです。

実際に視座すると共に状態を確認し、価格に見合うものか確認しましょう。

高年式、高機能、低価格の三拍子揃った商品が良いですね。

機能

「機能」もオフィスチェア選びで検討すべき項目の1つですね。

オフィスチェアに求める機能は各々異なります。

オフィスチェアに座り、のんびり休みたいのであれば、ヘッドレストやオットマンがあるモデルが良いでしょう。

勉強したり、絵を描いたりと前かがみになる姿勢が多いのであれば、前傾機能のついたモデルが適しているでしょう。

オフィスチェアの主要な機能は次の通りです。

  • 上下昇降
  • リクライニング
  • 肘掛け
  • ランバーサポート
  • 前傾
  • 座面スライド
  • ヘッドレスト
  • オットマン
  • その他

基本的に機能が追加されればされるほど、価格は上昇します。

上下昇降

上下昇降は必須の機能です。

高級オフィスチェアで上下昇降できない商品は稀でしょう。

というのも、身長に応じた座面高に調整する方が快適に座れる可能性が高いからです。

JOIFA(日本オフィス家具協会)では、次の通り座面高の目安を紹介しています。

座面の高さの目安 : 身長 × 1/4

つまり、身長が170cmの場合、座面高の目安は42.5cmになります。

一方、160cmの場合、座面高の目安は40cmです。

あくまでも目安なので、適正な座面高には個人差があるはずです。

ご自身の身長を基に座面高を簡便的に計算し、その前後数cm程度は上下昇降できる商品を選びましょう。

この観点からも上下昇降機能は必須だと思います。

リクライニング

リクライニングも必要な機能と言えるでしょう。

というのも、快適な背もたれの反発の程度は体重や体型等によって差があるからです。

少なくとも3段階程度の調整が可能になっている商品が良いでしょう。

また、リクライニングのロック機能の有無も検討項目になります。

ロック機能とは、背もたれを倒した状態で固定できる機能のことです。

オフィスチェアの上で昼寝したり、休んだりしたりすることを想定した場合、ロック機能はあった方が望ましいです。

ちなみに、視座して頂ければわかりますが、リクライニングのロック機能とヘッドレストはワンセットで考えた方が良いと思います。

なぜなら、背もたれを倒した状態でロックできても、頭を支えるヘッドレストがないと頭が安定せずツラいだけだからです。

個人的には、ヘッドレストがないのに、リクライニングのロック機能があってもあまり意味がないように思います。

逆にヘッドレストがあって、リクライニングのロック機能がないものは問題ありません。

オフィスチェアの上で休むことがあまりない場合、リクライニングのロック機能はなくても良いと思います。

私が新しく購入したモデルもロック機能はありませんが、不満はありません。

肘掛け

肘掛けも必要な機能の1つと言えるでしょう。

というのも、肘掛けがなく、両手を支えられないと肩こりの原因になったりするからです。

肘掛けには「固定式」と「可動式」があり、好みに応じて選ぶと良いでしょう。

座った時に肘を肘掛けに乗せられないぐらい低いと、あまり肘掛けの意味をなさないので、「固定式」を選ぶ場合、実際に視座することをおすすめします。

「可動式」は肘掛けの上下の可動だけでなく、ひじを乗せる台が前後左右に可動するモデルもあるので、使用用途に適するか検討する必要がありますね。

また、肘掛けがあると机の下にオフィスチェアをしまいづらくなったりするので、デスクの高さ等や構造を事前に調べ、チェアとデスクの相性は考えた方が良いでしょう。

ランバーサポート

ランバーサポートは、できればあった方が良いかなという機能です。

ランバーサポート:背もたれの腰部分に何かしらの工夫がなされ、理想的な着座をサポートするものです。

ランバー(Lumbar)は英語で「腰」という意味のようです。

重要性が劣るのは、ランバーサポートの種類によっては快適に感じないものもあるからです。

個人差があると思います。

個人的にはエルゴヒューマンの独立したランバーサポートが最も心地良く感じました。

ただ硬く感じるだけで、快適とは思えないランバーサポートもありました。

ランバーサポートは好みが分かれると思うので、試座する時のチェック項目ですね。

多種多様なランバーサポートがあります。

前傾

前傾は、できればあった方が良いかなという機能です。

高級オフィスチェアでも一部のモデルにのみある機能です。

文章を手書きで書く場合、参考書をデスクに置いて勉強する場合等には必要な機能と言えるでしょう。

なぜなら、そのような場合には前傾姿勢になるからです。

座面が傾くようになっていたり、背もたれが前側にリクライニングできるようになっていたり、前傾姿勢をサポートする方法は様々です。

前傾機能が欲しい方は、いろんな商品を試した方が良いと思います。

私の購入したオフィスチェアは前傾機能と言えるかわかりませんが、座面の先端が下方向に曲がりやすくなっており、前傾姿勢を取っても太もも裏を圧迫しすぎないよう工夫されています。

座面スライド

座面スライドは、できればあった方が良いかなという機能です。

小柄な人には必須の機能かもしれません。

というのも、高級オフィスチェアは座面が大きいものが多く、奥行きが長すぎる場合があるからです。

アーロンチェア(Aeron Chair)のように複数のサイズ展開をしていれば小さいモデルを購入すれば良いですが、ほとんどの高級オフィスチェアはワンサイズです。

そのため、小柄な人は座面スライドで座面と背もたれの関係が快適になるよう調整する必要があります。

ヘッドレスト

ヘッドレストは、できればあった方が良いかなという機能です。

背もたれをリクライニングして休憩する時には必要だと思いますが、オフィスチェアに座っている時は作業しかしないのであれば、不要かもしれません。

個人的には、ちょっともたれかかるだけで頭がヘッドレストに抑えられるのは好きではありませんでした。

ただ、不思議とヘッドレストがあると高級感が増すので、見た目重視で決定しても良いでしょう。

ちなみに大人気のアーロンチェア(Aeron Chair)は純正のヘッドレストはないようです。

オットマン

オットマンは、不要な方が多い機能でしょう。

オットマンとは、足を乗せる機能です。

背もたれをリクライニングした際などに使用するものです。

オフィスチェアの上で寝たり、足を伸ばして本を読んだり、リラックスするための機能と言えます。

気になる方は視座してみてください。

その他

他にも検討すべき機能は多岐に渡ります。

「機能」とは言えないものもありますが・・・。

検討すべき項目としては、背もたれのサイズ(ローバック、ミドルバック、ハイバック等)、座面や背もたれの素材(布地、メッシュ、革等)、重量(重いモデルだと20kgを余裕で超えてきます)などがあります。

考えるべきことが多くて嫌になってしまうかもしれません。

オフィスチェアは「視座」がおすすめ!

オフィスチェアの視座(109-10)

紹介した検討すべき3項目(メーカー、価格、機能)でなんとなく狙いを定めつつ、実際に高級オフィスチェアに座りに行きましょう。

実際に試座できることが大事です。試しに座ることもしないで購入すると気に入らない可能性が出てきます。


紹介した高級オフィスチェアメーカーのショールームやストアに行くと詳しい話しが聞けると思います。

オカムラ(okamura)

オカムラ(okamura)(109-3)

オカムラ(okamura)のショールームの内容は次の通りです。

場所仙台、東京、大阪、福岡
営業時間10:00〜17:30
※一部10:00〜17:00
休館日土日祝日
予約必要

名古屋にもショールームはありますが、法人顧客専用のようです。

コクヨ(KOKUYO)

コクヨ(KOKUYO)(109-4)

コクヨ(KOKUYO)のショールームの内容は次の通りです。

場所東京
営業時間8:30〜20:30
休館日土日祝日
予約不要

東京(品川)、大阪(梅田)にあるショールームは、現在、法人のお客様専用となっているようです。

現在、利用可能なのは在宅勤務向け「家具体験コーナー」になります。

実際に座ることはできませんが、オンライン家具体験(予約必要)も可能です。

イトーキ(ITOKI)

イトーキ(ITOKI)(109-5)

イトーキ(ITOKI)のショールームの内容は次の通りです。

場所東京、大阪、横浜、名古屋、広島、福岡
営業時間9:00〜17:00
休館日土日祝日、夏期休業日、年末年始
予約必要

横浜、名古屋、広島、福岡は「オフィスプラザ」という名のショールームのようです。

「オフィスプラザ」の展示商品には限りがあるらしく、様々なオフィスチェアを座ることはできないかもしれません。

目当てのオフィスチェアがあるか事前に電話で確認した方が良いようです。

内田洋行(UCHIDA)

内田洋行(UCHIDA)(109-6)

内田洋行(UCHIDA)のショールームの内容は次の通りです。

場所東京
営業時間9:00〜17:00
休館日土日祝日、夏期休業日、年末年始
予約必要

改装のため、2021年10月25日より休業のようです。

ハーマンミラー(HermanMiller)

ハーマンミラー(Herman Miller)(109-7)

ハーマンミラー(HermanMiller)ストアの内容は次の通りです。

場所東京(丸の内)、東京(青山)
営業時間月-土 / 12:00〜20:00
日、祝日 / 11:00〜19:00
定休日なし(年末年始を除く)
予約不要

ハーマンミラー(HermanMiller)はショールームではなく、ストアになります。

予約は不要ですが、案内や製品の視座を希望する場合、事前に予約した方が望ましいようです。

スチールケース(Steelcase)

スチールケース(Steelcase)(109-8)

スチールケース(Steelcase)のショールームは個人向けにはなさそうです。

法人顧客向けのショールームだけ東京にあるようです。

そのため、スチールケース(Steelcase)のオフィスチェアは販売店で試すことになりますね。

エルゴヒューマン(Ergohuman)

エルゴヒューマン(Ergohuman)(109-9)

エルゴヒューマン(Ergohuman)のショールームの内容は次の通りです。

場所東京、大阪、福岡
営業時間ショールームにより異なる
定休日ショールームにより異なる
予約ショールームにより異なる

今回、紹介した7つのメーカーの中では、取り扱いのある家具屋が多いため、わざわざショールームに行かなくても良いかもしれません。

その他

家具屋でもオフィスチェアの視座は可能です。

私が訪れた家具屋は次の通りです。

大塚家具では、ハーマンミラー(HermanMiller)のオフィスチェアを複数、視座できました。

東京インテリアでは、オカムラ(okamura)の5-6モデルやエルゴヒューマン(Ergohuman)のオフィスチェアに視座しました。

地元の家具屋にはエルゴヒューマン(Ergohuman)のほとんどすべてのモデルを試しました。

その他、最終的に購入したスチールケース(Steelcase)やコクヨ(KOKUYO)、イトーキ(ITOKI)のモデルは中古オフィス家具で有名なオフィスバスターズ(複数店舗に訪問)で視座しました。

紹介した7つのメーカーのうち、内田洋行(UCHIDA)のオフィスチェアは視座していません。

他に高級オフィスチェアの視座が可能なのは、ワーカホリック(Workaholic)オフィスコムのショールームなどあるので、機会を見つけて足を運んでみてください。

まとめ

オフィスチェアの選び方 - まとめ(109-11)

最後に簡単にまとめます。

まとめ
  • オフィスチェア選びで大事な検討項目は3つ(メーカー、価格、機能)
  • 購入する前には必ず視座した方が良い。

いかがでしょうか。

オフィスチェアの選び方がわかると共に、実際に調査すべきオフィスチェアの有名メーカーが理解できたのではないでしょうか。

高級オフィスチェア選びを楽しんで頂けると幸いです。

新しく購入するために現在所有のチェアを処分したい方は、オフィスチェア処分に関する次の記事をご覧ください。

【オフィスチェアの処分】チェア選びに失敗→粗大ごみとして処分
オフィスチェア選びの失敗とオフィスチェアの処分について実体験を記載しています。試座(試し座り)することなく安価な無名メーカーのオフィスチェアをネットで購入すると痛い目にあう可能性があります。処分は自治体に回収をお願いするのが便利です。

意外に簡単に処分することができます。