どうも、gordito(ゴルディート)です。
前回は、バックパッカーの持ち物リストについて取り上げましたが、リュック選びに関しては別記事でまとめると宣言していました。
参考記事 : バックパッカーの持ち物リスト。100カ国を訪れた旅人が紹介します。
そのため、今回はバックパッカーのリュックについて詳細に取り上げて行きます。
それでは本題に入って行きましょう。
リュック選びのポイント
メインのリュックはどのように選んだら良いのでしょうか。
当たり前ですが、正直、どのリュックが良いのかはバックパッカーによって異なります。
旅のスタイルが人それぞれであるように、合ったリュックも人それぞれなのです。
実際、次のようにバックパッカーによってリュックに対する要望が異なります。
- LCCに頻繁に乗る予定だから、機内持ち込み可能なリュック1つで旅したいよね。
- やっぱリュックはデカくないとバックパッカーっぽくないでしょ!
- 貧乏パッカーだから、できる限り安いのがいいなぁ。
- イケてるデザインで決まり!
- 体力がないからリュックにもなるキャスター付きのタイプが良いなぁ。
みんな違って、みんないい!
そういうことです。
ですが、それでは記事を書く意味がなくなってしまうので、少し深堀りさせて下さい。
まずは、リュックを選ぶ際のポイントをおさらいしましょう。
リュック選びのポイントは、ザッと思い浮かべるだけで、これだけあります。
- サイズ
- 重さ
- 価格
- 丈夫さ
- 背負い心地
- 使い勝手
- デザイン
- ブランド
サイズ
容量と言ってもいいですね。
多くのリュックは30Lとか50Lとかリットル(L)表示されています。
機内持ち込み可能か否かのポイントの1つがサイズになります。
重さ
リュック自体の重さです。
もちろん、アタックザックのように薄さ、軽さと丈夫さを兼ね備えた製品もありますが、基本的には厚手の生地(厚さはDとかデニールで表現されることが多い)になればなるほど、リュックは丈夫になる反面、重くなります。
サイズと同様、機内持ち込み可能か否かのポイントの1つが重さになります。
価格
多くのバックパッカーは、安宿に泊まるぐらいですから、潤沢な資金がない貧乏パッカーでしょう。
そういう貧乏パッカーにしてみれば、価格は最優先事項になるかもしれません。
丈夫さ
飛行機やバスで放り投げられることもありますから、バックパッカーのリュックには丈夫さが備わっている必要があるでしょう。
一部の製品には耐荷重の記載がありますが、多くの場合、そのような記載はありません。
リュックが壊れてしまったバックパッカーに会ったことはほぼないので、ある程度、名の知れたメーカーのリュックを買えば、あまり心配する必要はないでしょう。
背負い心地
比較的長い期間、旅をするのであれば、背負い心地も1つの判断基準になるでしょう。
同じリュックで複数のサイズ展開があるメーカー(オスプレーとかマックパックとかグレゴリーとか)もありますね。
そのようなサイズ展開のあるリュックを買う場合には、実際に店頭で背負い心地を確かめる必要があるでしょう。
ただし、試しに背負ってみるだけでなく、実際にある程度の荷物を入れて、1日トレッキングで使ってみるぐらいでないと正直、背負い心地はわからなかったりするので、注意が必要です。
使い勝手
リュックの外側にポケットがたくさんある製品がある一方、一切ポケットがない製品もあります。
また、バックルタイプのリュックがある一方、ジッパータイプのリュックもあります。
使い勝手は製品のよって大きく異なると共に、人によって好みが分かれてくるでしょう。
ただし、ビジネスバッグを買い換えた時と同様、最初は違和感があるものの、徐々に慣れてくるという部分も大きいです。
デザイン
素材や色合いによって好みが大きくが分かれます。
パッと見て、なんかダサいと感じるリュックもけっこうありますが、その感覚も人それぞれではないでしょうか。
ブランド
有名ブランドの製品しか買いたくない人もいますね。ブランドの持つ力は偉大です。
いかがでしょうか。
ザッとあげるだけで、これだけ検討するポイントがあるのです。
そのため、100%満足のいくリュックなんてないと考えた方が良いです。
このリュックは、デザインが良くて頑丈だけど、ちょっと重すぎるし、背負い心地が好みではない、という風に全てのリュックには一長一短があるのです。
私は、これまで、ノースフェイス、マウンテンハードウェア、アークテリクス、オスプレー、マーモット、SEA TO SUMMIT、マムート、カリマー、マウンテンイクイップメント、バーグハウス、クレッタルムーセン、マウンテンダックス、モンベルなどなど20種類以上のリュックを使ってきましたが、100%満足するリュックに出会ったことがありません。
70-80%の満足度が得られればOKと考えて下さい。そうでないと、下手すると一生リュックを購入することができないですwww
話しを戻します。
独断と偏見ですが、先ほど挙げたポイントの中で、バックパッカーにとって特に大事なポイントは次の3つになるでしょう。
- サイズ
- 重さ
- 価格
LCCを多用し、なるべく安く移動したいバックパッカーにとっては、荷物を機内持ち込みできるか否かは重要なポイントです。
言うまでもなく、機内持ち込み可能か否かは、サイズと重さの2点がキーになります。
また、紛失、盗難リスクがある中で、あえてグレゴリーのバルトロのような高級品を購入する金持ちパッカーはごく少数でしょう。
大抵のバックパッカーは、リュックに4万円も5万円もお金をかけるつもりはなく、安いものを求めているでしょう。要は、価格が1つのキーになるわけです。
そのため、サイズ、重さと価格の3つにフォーカスして、おすすめリュックを紹介していきたいと思います。
と、その前に。
機内持ち込み可能なサイズと重さを頭に入れておいてもらった方が、スムーズにおすすめリュックの部分を読むことができると思いますので、簡単に機内持ち込みサイズをおさらいしておきます。
機内持ち込みサイズ
世界三大アライアンス(スターアライアンス、ワンワールド、スカイチーム)を利用する場合には、基本的に預け荷物が無料なので、機内持ち込みできない荷物は預けてしまえば良いでしょう。
そのため、LCCにフォーカスして記載していきます(なお、世界三大アライアンスの機内持ち込みルールもほぼ同じです)。
日本便のあるジェットスター、ピーチ、エアアジア、春秋、スクート、チェジュ、香港エクスプレスの7社について機内持ち込みのルールを調べたところ、多少の違いはあるものの、概ね同じルールとなっています。
- 手荷物(大)1個と手荷物(小)1個の合計2個
- 2個合計で7kgまで(スクート、チェジュは10kg)
- 手荷物(大)は3辺合計115cm程度
- 手荷物(小)は各社記載が異なる
手荷物(大)
ジェットスター | 56cm×36cm×23cm |
ピーチ | 3辺合計が115cm |
エアアジア | 56cm×36cm×23cm |
春秋 | 56cm×36cm×23cm |
スクート | 54cm×38cm×23cm |
チェジュ | 55cm×40cm×20cm |
香港エクスプレス | 56cm×36cm×23cm |
3辺の大きさではなく、1辺ごとの最大サイズを超えるとダメな航空会社もあるので、注意が必要です(最も長いところが56cmを超えたらダメということ)。
ちなみに、ヨーロッパのLCCで有名なライアンエア(私も3回ほどお世話になっています)は、サイズの上限が40cm×20cm×25cmのようです。
もう、ライアンエアに乗る時には追加料金を払うしかありませんねwww
手荷物(小)
ジェットスター | ハンドバッグ、文庫本、財布、 ノート型パソコン、コート、傘、免税品など |
ピーチ | 免税品など |
エアアジア | 40cm×30cm×10cm |
春秋 | 客室内の収納棚または 前の座席の下に収納可能なもの |
スクート | ノートPCや手提げ袋など |
チェジュ | 免税ショッピングバッグ |
香港エクスプレス | 手荷物(大)と合わせて56x36x23cm ※厳しいルールです。 |
具体的なサイズについて言及していない航空会社が大半ですが、概ね座席の下におさまるサイズ程度のようです。
なお、機内持ち込みのルールは2020年2月中旬時点の内容なので、将来的に変更されることがある点、注意して下さい。
おすすめリュック11選
それでは、おすすめのリュックを紹介していきます。
1つ1つの製品を紹介する前に先に結論を記載しておきますね。
3つのポイントのうち、サイズと価格の2要素で分類しています。
- サイズ(縦軸):機内持ち込み可能か否か
- 価格(横軸):10,000円以上か未満か
10,000円未満 | 10,000円以上 | |
機内OK | アコンカグア イグアス(23L+7L) [サイズ]70cm×24cm×12cm [重さ]460g [価格]5,000-6,000円程度 アコンカグア コルドバ(35L) [サイズ]58cm×30cm×15cm [重さ]1.4kg [価格]9,000-10,000円程度 モンベル バランスライト(40L) [サイズ]68cm×30cm×20cm [重さ]653g [価格]9,500円程度 | モンベル バーサライト パック(40L) [サイズ]69cm×33cm×19cm [重さ]710g [価格]12,000円程度 マウンテンダックス シフティー(32L) [サイズ]64cm×29cm×20cm [重さ]1.2kg [価格]14,000円程度 SEA TO SUMMIT ラピッド(26L) [サイズ]55cm×28cm×17cm [重さ]760g [価格]18,000-21,000円程度 オスプレー ファーポイントウィールド(36L) [サイズ]55cm×36cm×23cm [重さ]2.4kg [価格]30,000円程度 |
機内NG | ケシュア FORCLAZ(50L) [サイズ]62cm×32cm×24cm [重さ]1.7kg [価格]5,000円程度 | アコンカグア バリローチェ(60L) [サイズ]75cm×34cm×27cm [重さ]2.0kg [価格]13,000-14,000円程度 マウンテンダックス ラトック(70L+10L) [サイズ]78cm×36cm×27cm [重さ]2.53kg [価格]18,000円程度 カリマー エアポートプロ(40L) [サイズ]55cm×40cm×30cm [重さ]3.8kg [価格]35,000円程度 |
価格は、2020年2月中旬現在です。今後、変更される可能性がありますので、ご留意願います。
アコンカグア イグアス(23L+7L)
あまり知られていないアコンカグアというメーカーの製品です。
良心的な価格でリュックを提供しているので、貧乏パッカーの味方と言っても良いでしょう。
この製品の魅力は、容量を柔軟に増減させることができるところ、防水の生地を使っておりレインカバーが不要であること、軽いこと(460g)、リーズナブルなところでしょうか。
多くの人が知らないであろうメーカーであり、人と被りにくいことも魅力ですね。
なお、パンパンに荷物を入れると高さが70cm前後になるようなので、機内持ち込みサイズを超えないよう荷物を調整する必要がある点、注意してください。
アコンカグア コルドバ(35L)
同じくアコンカグアの製品です。
イグアス(23L+7L)とは変わり、一般的な登山リュックになります。オーソドックスな製品が欲しい人向けと言えるでしょう。
背面は通気性が良くなっていますが、こういう作りだと、いい加減にパッキングしても背負い心地があまり変わらないという利点があります。
ただし、荷物を7kgにおさえるのは結構大変です。この製品は、リュックだけで1.4kgもあるのが難点と言えるでしょう。
モンベル バランスライト(40L)
モンベル(mont-bell)は、日本のメーカーですからね。たまに、海外メーカーだと勘違いしている人がいるので、啓蒙がてら、お伝えしておきます。
欧米系メーカーと比較すると良心的な価格設定になっているのが魅力です。
バランスライトは、軽さと容量を兼ね備えた製品です。
トレラン愛好家がよく使っているOMMのクラシックのように、背面パッドが取り出せるようなので、椅子がわりにしたり、寝袋使用時の簡易的なマットレスにすることもできるでしょう。
なお、この製品も荷物をMAXにすると、機内持ち込みサイズを超えるので、パッキングに注意してくださいね。
モンベル バーサライト パック(40L)
先ほどのバランスライトと似たような製品です。背面パッドを利用できる点も同じです。
こちらのバーサライトは、バランスライトと比較して、リュック底部は厚手の生地にしている一方、本体(上部)は薄い生地になっております。
重さも容量も価格もほとんど変わらないので、好みで選べば良いでしょう。
ちなみに、実物を見てもらえれば分かりますが、バランスライトもバーサライトもものすごく生地が薄く感じると思います。
強度の面で心配な方は、レインカバーを使用するのが良いでしょう。
マウンテンダックス シフティー(32L)
紆余曲折のあった日本メーカー、マウンテンダックスです。個人的に応援しており、マウンテンダックス製品はたくさん持っています。
それはさておき、このメーカーも良心的な価格設定の製品が多いです。
この製品は、アコンカグアのコルドバと同様、オーソドックスな軽登山リュックになるでしょう。
多少、価格は上がりますが、レインカバーが付属している点は評価できますね(レインカバーも結構高いですから)。
なお、高さが64cmで大きく見えると思いますので、機内持ち込みの際はパッキングに気をつけてください。
SEA TO SUMMIT ラピッド(26L)
私の好きなメーカー、SEA TO SUMMITです。意外に知られていませんが、オーストラリアのメーカーです。
SEA TO SUMMITのマイクロファイバータオルを使っている人にはたまに会いますね。
何を隠そう、これとほぼ同じ製品(CARVE 26Lという製品)を私は持っていて、世界旅行の一部をこのリュックと共に旅しました。
次の4回でLCCを利用しましたが、全て機内持ち込みできちゃいましたね。
- ピーチ(沖縄→バンコク)
- エアアジア(クアラルンプール→コロンボ)
- ライアンエア(ダブリン→ブリストル)
- TUI(ブリュッセル→カンクン)
読者の方がわかるか分かりませんが、ORTLIEBのバニアバッグのような素材で、摩擦や引っ掻きに強いです。
また、ちょっとやそっとの雨では中身は全く濡れないので、私はこのリュックを使っている時には、レインカバーを持っていませんでした。
ただし、中のシームテープは比較的、早い段階で剥がれ始めます。その点は、改良の余地があるように思います。
私はセールで10,000円程度で買えちゃったので、現時点の20,000円前後では高く感じてしまいます。
他のメーカーもそうですが、リュックの値段がどんどん高くなってきていますよね。
オスプレー ファーポイントウィールド(36L)
人気メーカーのオスプレーですが、コロコロ転がすタイプの製品を多く販売しています。
たまに日本人バックパッカーでも、この手のタイプのバッグを使っている人がいます。
高いですが、体力がない人には良い製品かもしれません。
ただし、バッグ自体が重いので、機内持ち込みの目安である7kgにおさめるのは難しいかもしれません。
また、リュックとして使うこともできますが、その場合の背負い心地はあまりよくありません。
一度、背負わせてもらったことがありますが、硬くて背中にフィットする感じではなかったですね。
そのため、基本的にはコロコロと転がすような使い方をすると思ってください。
ご存知かもしれませんが、ヨーロッパや中南米では石畳の道があったり、アフリカでは砂地の道があったりして、上手く転がせない場所が多いことは念頭に入れておいてくださいね。
日本のようにフラットな路面ばかりではないので、転がすのに難儀する可能性が高いのです。
ケシュア FORCLAZ(50L)
日本にも進出し話題になったので、ご存知の方も多いでしょう。
ケシュアは、フランスのスポーツショップDECATHLONのアウトドアラインの1つになります。
ヨーロッパのバックパッカーリュック市場を席巻していると言っても過言ではないでしょう。ヨーロッパの観光地によっては、バックパッカーのリュックの20-40%以上がケシュア製品です。
どことなく昔のグレゴリーのロゴに似ているのは気のせいでしょう、きっと。
私も買ったことがありますが、正直、縫製がいい加減過ぎです。
ケシュアの良いところは、何よりも安いことと、ヨーロッパのあちこちに店舗があるので、もしリュックが壊れても同じ商品を現地で買えることですね。
なお、ケシュア製品は、DECATHLONの公式サイトから購入するのが最も安いので、下手にAmazonや楽天市場で購入しないで下さいね。
アコンカグア バリローチェ(60L)
再び、アコンカグア製品です。
だって、安すぎでしょ、アコンカグアさん。他の有名メーカーの60Lサイズであれば、価格は2倍はするのではないでしょうか。
一般的なバックパッカーが背負っているリュックのサイズ感になります。
デザインにこだわりがないのであれば、この製品は選択肢の1つになるでしょう。
また、アコンカグアのリュックセットは価格破壊を起こしており、バックパッカー初心者にはおすすめできますね。
メインのリュックとサブバックが同じメーカーのものだと一体感があって個人的には好きです。私は一時期、メインのリュックとサブバックをアークテリクスで統一させていたことがあります。
まぁ、でもメーカーを統一させているバックパッカーはほとんど見ないですね。
マウンテンダックス ラトック(70L+10L)
セール品だからですが、マウンテンダックス製品もお買い得です。
電子機器類をたくさん持って行きたい人には、ある程度の容量が必要であり、その要望を満たすのが、この製品でしょう。
ザックカバーが付いているのも魅力ですね。
カリマー エアポートプロ(40L)
先ほど、オスプレーがコロコロタイプの製品をたくさん作っていると記載しましたが、カリマーも継続して、コロコロタイプのバッグを作っているメーカーになります。
お値段が高く、バッグ自体の重さもかなり気になりますが、長年このタイプのバッグを作っているため、信頼性は高いでしょう。
毎回、預け荷物にし、また基本的に背負わずにコロコロ転がす旅人には適した製品だと思います。
トートバッグやザックカバーが付属しているのは魅力的ですね。
(おまけ)リュック選びのアプローチ
最後に、違う切り口でリュックを選ぶ方法も紹介しておきます。
ネーミングセンスはゼロですが、私が勝手に命名しているリュック選びのアプローチは、次の2通りになります。
- リュックファーストアプローチ
- グッズファーストアプローチ
リュックファーストアプローチ
最初にリュックを決めてしまい、それに入るものを優先順位が高いものから入れていく方法です。
特に、LCCを使い倒したい人で、かつ、なるべく荷物は機内持ち込みだけで済ませたい人であれば、もう機内持ち込み可能なサイズ(概ね3辺合計115cm)のリュックを選ぶしかありません。
飛行機にほぼ乗らない人(なるべく陸路移動をする方針の人)や、預け荷物料金が高くてもPCやカメラなどの電子機器類は絶対に外せないという人は40-60L程度(50L±10L程度)を目安に選ぶのが良いでしょう。
80L超えのようなサイズはなるべく控えた方が良いです。
というのも、旅をすればわかりますが、リュックのサイズが大きく、空きスペースがあると、荷物がどんどん増えていく傾向になります。
洗剤なんて100-200gあれば十分なのに500gとか1kg持っているバックパッカーに会ったことがあります。シャンプーやリンス類も同じ状態になりがちで、衣服類も多くなりがちです。
結果として、20kg前後の重量になり、背負うにも四苦八苦、移動するのにも四苦八苦することになりかねません。
リュック自体が小さく、荷物が入らない程度が良いのです。
グッズファーストアプローチ
最初に持って行きたいグッズを揃え、それを収納できるリュックを決める方法です。
特に電子機器類が好きな人やテントグッズ類を持ち運ぶ人は、荷物が多くなりがちです。
パソコンも一眼レフもアクションカメラもドローンも旅には絶対に外せないという人は機内持ち込みサイズのリュックのみで旅することは、最初から諦めた方が良いでしょう。
同様にテント泊をたくさんしたいと考えた場合、テント、マットレス、寝袋、バーナー、ガス(現地調達)、コッヘル、フォークは必要だと考えられるので、もう大型リュックを選ぶしかありませんね。
絶対に外せないグッズは絞らないと、リュックのサイズが大きくなりすぎるので、その点は注意が必要です。
2つのアプローチを紹介しておいてなんですが、現実的には、リュックファーストアプローチを採用することになるでしょう。
というのも、私は20L前後から90L前後までのリュックを多数保有しているので、先にグッズを決めて、実際にリュックに詰めてみるという作業ができますが、一般的な人はリュックをそんなに多く持っていないと推測できるからです。
グッズを持って、アウトドアショップに行き、実際に詰めさせてもらうことは可能ですが、そこまでやるには骨が折れるでしょう。
そうなると、必然的に先にリュックを購入することになると思います。
基本的にメインのリュックは50L±10L程度までに抑えた方が良いと思いますが、電子機器類もテントグッズ類も両方とも絶対に外せない人であれば、先ほど紹介したマウンテンダックスのラトック(70L+10L)も選択肢の1つにしてみてくださいね。
最後に
機内持ち込みサイズにおさめろとは言いませんが、できる限りリュックは小さく、持ち物を含めた総重量は軽くして下さい。
というのも、リュックのサイズと重さが旅先での行動をめちゃくちゃ左右するからです。
新たな街に到着した時に、リュックが小さく軽いのであれば、バスターミナルや駅から直接、観光地に向かうことができます。
一方、リュックが大きく重いのであれば、真っ先に宿泊先へ向かい、荷物を下ろさないとなりません。15-20kgの荷物を背負って観光するなんて普通の人では不可能だからです。
稀ですが、チェックイン前では荷物を預かってくれてない宿もあり、そんな場合は、午前中に宿に到着しているにも関わらず、チェックインの始まる午後や夕方まで宿で待たなくてはなりません。
また、リュックが大きく重いと、どうしても身動きが取りづらく見えるため、強盗や盗難のリスクが高まります。大きいだけで貴重品はほぼなかったとしても、狙われやすくなってしまうのです。
さらに、リュックが大きく重いと、旅行が苦痛になります。場合によっては、1-2泊程度で次の街に移動することもでてくると思いますが、リュックが重いと、移動することすら億劫になってきます。
このように、金銭的な面でも、効率性の面でも、安全性の面でも、モチベーションの面でも、荷物が小さく軽い方が断然おすすめです。
以上になります。
少しでも参考になったのであれば嬉しいです。
それでは、また近いうちにお会いしましょう。