どうも、gordito(ゴルディート)です。
今回はドイツの最高峰であるMt. Zugspitze(2,962m)について紹介します。
それでは、さっそく本題に入っていきましょう。
Mt. Zugspitze(ツークシュピッツェ)の概要
Mt. Zugspitze(2,962m)は南ドイツにあり、オーストリアとの国境沿いにあります。
標高は2,962mで、ドイツの最高峰になります。
この記事のアイキャッチ画像は、オーストリアのエーアヴァルトという村の高台から見たMt. Zugspitzeです。
ドイツ語は不勉強でわかりませんが、Zugspitzeは『連峰』というような意味があるようです。
ドイツの第3の都市であるミュンヘン(上の青色のピン)から90kmほど南下したところにあるガルミッシュ・パルテンキルフェン(真ん中の青色のピン)という街が1つの登山拠点になります。
しかし、そこからでは日帰りでMt. Zugspitzeに登山することは難しかったので、ガルミッシュ=パルテンキルフェンから25kmほど更に南下した、オーストリアのエーアヴァルト(左下の青色のピン)に移動し、そこを拠点にしました。
赤色のピンがMt. Zugspitzeになります。

この辺りは、山岳エリアになっており、ミュンヘンと比較するとのどかな雰囲気です。
なお、ミュンヘンからガルミッシュ=パルテンキルフェンも、ガルミッシュ=パルテンキルフェンからエーアヴァルトも電車(ドイチェバーン)でのアクセスが一般的だと思います。
Mt. Zugspitze(ツークシュピッツェ)の山行記録

青色のピンがエーアヴァルトの中心地になります。
エーアヴァルトは非常に小さな街なので、正直、どこに泊まっても良いと思います。
私は、Haus Karl's Ruh(黄色のピン)という宿に宿泊しました。
シングルに宿泊しましたが、非常に快適でした。部屋の中の写真を撮っていませんが、綺麗で快適に過ごせる部屋でした。
リタイアした夫婦が営んでいる宿で掃除が行き届いており、とても綺麗な宿です。
料金は3泊10,000円程度でした。朝食も付いているので、オーストリアのシングルルームとしてはかなり安いと思います。
ちなみに、可愛いワンちゃんもいます。

エーアヴァルトに宿泊するならば、登山は泊まった宿から開始することができます。
つまり、バスやロープウェイなどを一切使わずに歩き始めることができます。
私は登りと下りで同じルートを通るのはあまり好きではないので、宿から時計回りにぐるっと周りました。
いちばん左の黄色のピンから時計回りに黄色のピンを通って行くというイメージです。

このルートは合計で23km程度の距離になり、標高差は2,000m程度です。
健脚の方であれば、日帰りが可能なレベルだと思います。
決して簡単な登山道ではありませんが、変化に富んでいたので、個人的にはこのルートを通って良かったなと思いました。
なお、登山当日は朝から雨が降っており、また、山全体がガスで覆われていたので、あまり良い写真がありません。
宿からまずは山の麓にある溜め池(左から2つ目の黄色のピン)のようなところを目指しました。
ここまで、エーアヴァルトの街中から2-3km程度で、標高差は300m程度になります。
あいにくの天気で、しっかりと溜め池を見ることはできませんでした。

次に、山小屋(赤色のピンに最も近い黄色のピン)を目指します。

溜め池から山小屋までは3.5km程度で、標高差は300m程度になります。
途中でロープウェイの通り道付近を通り、ぐるりと迂回すると山小屋にたどり着きます。
朝早くに山小屋を通りましたが、外から中を見ると何人かの宿泊客が朝食を取っていました。
メジャーな登山ルートではないと思いますが、一定程度の利用者がいそうです。

この登山道の醍醐味はここからです。
山小屋(赤色のピンに最も近い黄色のピン)から山頂(赤いピン)までは、1.5km程度で、標高差は1,400m程度になります。

つまり、今までの緩やかな登山道とはうってかわって、急登がどんどん出てきます。

雨で岩がめちゃくちゃ滑り、危険極まりなかったです。
ヴィアフェラータコースのように金属製のワイヤーが張ってあるので、ハーネスつけて安全を確保しながら登った方が良いかもしれません。
途中で下山してくる人に何人か会いましたが、私と違いゴアテックスのハードシェル上下、ゴアテックス製のミドルカットの登山靴、ヘルメット、ハーネス、ヴィアフェラータキットという完全装備でした。
登りは日本の鎖場のような感じでなんとかいけるかと思いますが、下りで利用するならハーネスとヴィアフェラータキットは必須かもしれません。
正直、下りで通るのはおすすめしません。
どんどん急登が出てきます。雨で鉄の階段が非常に滑りやすく、慎重に登る必要がありました。

急登を登りきると緩やかな登山道に合流します。
山頂付近に到着すると、ロープウェイで下界から一気に上がってきたジーパン、スニーカーという格好の観光客がわんさかいました。
ロープウェイは偉大ですね。
頂上に行くには、ちょっとばかり危ない道を最後に歩く必要があります。
落ちたら大事故なので、慎重に歩きましょう。

山頂のすぐ横の登山道から下山する予定でしたが、ちょっと危なそうだったので、山頂から南西方向に少し戻ってから、東に移動するルートを選択しました。
そのルートからの景色です。ウィンタースポーツができるエリアのようですが、7月でもそこそこの残雪がありました。

ここら辺からはのんびりした登山道です。
途中、山小屋(いちばん右上の黄色のピン)で軽く休憩し、マイペースにオーストリア側に向かって、時計回りに帰って行きました。

動物に遭遇です。のんびりしていて良いですねぇ。

ちょっとした花が咲く綺麗な場所もありました。

オーストリア側に戻ってきて、ゲレンデの道を下って、無事に宿に帰りました。
オーストリア側に戻ってくるのは人気がないルートなのか、山小屋から数時間は誰にも会うことがありませんでした。
先ほども記載しましたが、私の通ったルートは、23km程度の距離で、標高差は2,000m程度でした。
下りを登りと同じルートにして、最短ルートを取れば往復で15-16km程度ですが、下りはけっこう危ないと思います。
私はその状況を知らずに、呑気にルートを決めてしまいましたが、反時計回りのルートにしなくて良かったなと心底思いました。
Mt. Zugspitzeは登山ルートが無数にあるので、好きなルートを選びましょう。
日帰りでなくて良いのであれば、ガルミッシュ=パルテンキルフェンから数日かけて登山することも可能です。
今回の記事は、以上となります。
あいにくの雨で最高の景色というわけにはいかなかったですが、時々、綺麗な景色が見え、登山道も面白かったので、個人的におすすめできる山です。
ドイツ以外の海外登山に興味のある方は、次の記事をご覧になってください。
